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Webライターを始めて解消された学習性無力感

私がWebライターを始めたのは、育休から復帰して一か月後のこと。職場は一番近い希望通りの勤務地へ配属されました。にも関わらず、私の心はどんどん乱れていきました。

そこは、集客が乏しく赤字続きで、従業員は何をやってもどうせムダだとすっかりやる気を失っているように感じました。一か月間は自分でもできることをやろうと努力したものの、行動からはなんの影響も出ず…次第にモチベーションは右肩下がりに。

今になって思うのは、毎日毎日何のために働いているのか価値を見いだせないまま、泣きわめく息子を保育園へ送り届ける毎日に学習性無力感を感じていたのだと思います。

学習性無力感とは、長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象である。
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こんなに求めてくれている息子を保育園に預けてまでこの仕事をやっていて意味があるのか?と自問自答を繰り返す毎日。

会社の中での評価の対象はフルで働ける人、なおかつ残業を文句を言わずにこなす人です。上司に時短社員は、「1人としてカウントができない」と言われたことも。フルで働けない、子どもの体調不良で休むとなれば、当然と言えば当然なのですが。

また、独身時代の時の上司に久しぶりに会った時に言われた「会社を休んでても子どもを産んだことで成長したことはあると思うけど…」という言葉も、今頑張っていることがばかばかしく思えました。ですが、それと同時に、育児しながらでもこの会社にいながらでもスキルをつけて成長してやると行動の原動力ともなりました。

そして、出会ったのがWebライター。きっかけは、職場のパートナーさんがWebライターの仕事を教えてくれたことでした。

会社で評価されなくても、Webライターの仕事ではクライアント様からの嬉しいお言葉やフィードバックが自分の成長に繋がっていると実感を持てるようになってきたのです。

また、自分が影響を与えたり、役に立つことはできるのだろうかというネガティブな思いもライターの仕事を通して、少しずつ解消されていきました。

この場所でなくても自分が活躍できる場所があると思えることや、育児などの経験や人間としてのスキルを仕事に生かせることは、報酬以上の喜びを感じる経験ともなりました。

ワーママは特に制約がありながら仕事をすることになるので、学習性無力感を感じやすいと思います。この現状をそのままにせず、脱出する糸口を探すことが大切なのだと感じるのでした。

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