チリツモ時間で、幸せ貯金。
「塵も積もれば山となる」
この言葉は、母の口癖でした。
小さなもの、それがお金でも、時間でも、コツコツ貯めればいずれは大きなものになると。
私は、母のこの価値観に1番大きな影響を受けたのではないかと思うのです。
人からはケチだとかお金が好きだとか、休む暇なさそうだけど疲れない?と言われる一方で、毎日楽しそうだねとか芯があるよねともよく言われます。
1番嬉しかったのは、異動した先の職場の人に、「初めて会った時、幸せオーラ全開の人がきたと思った」と言われたことでした。
マイナスな言葉もプラスな言葉も、小さなことを大切にしてきたからかな、なんて思うのです。
自分の使いたいものに、お金と時間がかける強いこだわり。
これが、私の軸になっているように思います。
チリツモお金
チリツモお金の価値は、伯父に教わりました。
伯父が貯めていた巨大な瓶貯金には、小銭がビッシリ入っていて、大人でも重すぎて持ち運ぶのは、困難なほど。
伯父は、小銭を持ち歩くことが嫌いな人で、お札を使った日に小銭をすぐに瓶の中に入れる習慣がありました。
中学生の時に、瓶の中からもらったお小遣いで、ずっとほしかった化粧品を買いました。
小銭ばかりで店員さんには迷惑だったと思いますが、10円や50円でも集まれば1000円のものだって買えるんだ、と思ったことを今でも覚えています。
チリツモ時間
時間も同じ。
テキパキ動けば、自由に使える時間が増えると言って、母はいつもすごいスピードで家事をこなしていた記憶があります。
めんどくさいことは、さっさと終わらせて、残りの時間でやりたいことをする。
母は、ワンオペで朝5時からフルで仕事をしていましたが、家事は完璧でした。
そして、夜は好きなお酒を飲みながら、好きなアーティストの出る歌番組を観たり、ドラマを観たり、友人とお酒を楽しんだり。
毎日疲れていたとは思いますが、毎日楽しそうでした。
そんな充実する時間の使い方は、実践している母に教わりました。
チリツモ幸福
小さな幸せも貯まれば、大きな幸福になる。
これは、子育ての経験から。
・夫婦で子どもの成長を見守る楽しさ
・子どもの興味関心から新たな世界を知れたこと
・子どもの可愛い、いい間違い
・疲れた時の自分の癒し方
・幸せを感じる瞬間
日常の中にある小さな幸せの見つけ方、これって意外と難しかったりします。
つい、ないものねだりしてしまうんですよね。
こんなことでというような些細なことも積み重ねで、大きな幸福になることは、大人になるまで気づかなかったな。
「チリツモ時間で、幸せ貯金。」
たくさんの時間をかけなくても、
たくさんのお金をかけなくても、
大きな幸せは貯められる。
これは、私がこれまでの31年間の経験を通して、学んだことです。
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