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写真におさめたいのはいつもそばにある日常の物語

気付けば写真を撮るようになって7年が経ちました。

雑誌やSNSでたくさんの写真家やフォトグラファーの写真を見て、勉強して写真を仕事にしたいと思っていたこともあったし、一時期仕事にしたこともありました。

でも、私自身が写真で表現したいものをちゃんと分かっていなかった。

写真に携われたら何でもいいと思っていたんです。

でも、ようやく自分が写真で表現したいものが分かってきました。遅い笑

独身時代は写真のコミュニティに入って月一ペースで撮影会に出掛けたりもしていました。

会社員をしていると人間関係も偏るので、いろんな人に会って話せる機会があったことは楽しかったのですが、写真では自分の撮りたい写真が撮れずにもどかしさを感じていました。

一緒に撮りに行っていた方たちは、自分の撮りたいイメージを再現するためにモデルさんに指示したり、撮りたい場所を入念にリサーチしていて、写真のコンセプトが明確でした。

私はうまく指示もできなくて、思うように撮れず、撮影会に行くたびに落ち込んでいました。

でも、私が本当に撮りたかったのは、いつもそばにある自然体の日常だったのです。

モデルさんにポーズや表情を指示するのではなく、自然体を写真に収めたかったのだと気付きました。

特別な世界観を一から作るのではなく、大好きな人の魅力的な表情、まなざし、しぐさ、時間、空間を残したかったのです。

肩の力を入れていい写真を撮ろうとするのではなく、「あぁ!今この瞬間を残したい!」と思える瞬間に出会うことが私の中では大切でした。

写真を撮りたいと思う時は、いつだって近くにある日常でした。

この色すき!この花の表情がすき!

今年もこの季節がやってきたなと思える季節を感じ、楽しみたい。

その時間を残したい。

写真をしていなかったら太陽のキラキラ、木漏れ日にこんなに心が惹かれることもなかったと思います。

そして、今息子も写真を撮ることが大好きです。

綺麗な花や一緒にいる家族、山の風景など自分の撮りたいとアンテナが立った思ったものをパシャパシャ撮る姿を見て、嬉しく思います。

写真がいいところは、また見返せられること。

あの大切な大好きな時間を思い出すきっかけになること。

これからも親子で写真を楽しみたいと思います。

そして、大人になってからも見返す時間を楽しめたらこんなに幸せなことはないでしょう。

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