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子育て期間は「2周目の人生」
最近は、あんまり聴かなくなっていた音楽。
でも、学生時代からずっと好きなRADWIMPSと米津玄師の新曲チェックだけはいまだに欠かせません。
米津玄師の新曲「LADY」のMVを見てなんとなくいつもと違うこととMVで両目が出ていることが気になってインタビュー記事を読んだのです。
ミュージシャンのインタビューを読むのもいつぶりだろう。
最近、耳があいていれば聞いていたVoicyやうんともすんとも日和、Kindle本。
決まったジャンル、人の話をよく聞いていたからかすごく新鮮に感じました。
読みながら、幼少期のことから学生時代のことまで色々頭の中をぐるぐる考えて、すごく楽しい時間だった。
ありふれた日常で見つける発見
歳を取ると、自分の中に新しい視点が生まれるということがどんどんなくなってくるんですよね。新しいものに出会ったとしても、よくよく考えるとこれは以前経験したことの反復なんじゃないか、今まで見てきたことの何らかの亜種というか、形だけ変えても質は同じものなんじゃないかと思うようになって、どんどん真新しく感じるものがなくなってくる。そういう中で、「缶コーヒーっていいな」と思った。ノスタルジックになった缶コーヒーというものを見つけて、それがほんの少し愛おしくなった。自分の感覚としては、人生が変わるような大それたものではないとしても、そういう些細な発見を1つひとつ慎重に愛でていくことって、すごく大事になっているような気がします。
この感覚、私自身も子どもが生まれてからすごく持つようになりました。
水たまりっていいな。
外で食べるおにぎりっていいな。
絵本っていいな。
なんだか懐かしくてあったかい。
ありふれた日常の中にある「いいな」の再発見。
大事にしていきたいな。
時間感覚の変化
この曲は、時間で言うと朝の10時くらいをイメージしていて。朝の10時って、寝てる人はまだ寝てるし、起きている人間は働き始めるくらいの頃で、倦怠感とさわやかさが同期した時間帯という感じがするんです。
朝の10時と同じように夜の9時が人やライフスタイルによって時間感覚のズレを感じやすい時間帯のように思います。
子どもの頃はもう寝ている時間で1日の終わりの時間。
でも、学生時代の9時は終電まであと2時間半もあって、2軒目はどこにいく?の時間。
そして、いま子どものいるライフスタイルになり、また再び1日の終わりの時間になっています。
時間感覚の変化の不思議。
子育て期間は「2周目の人生」
「2周目の恋愛」というか。「2周目の恋愛」って、MV監督の山田智和さんに言われたんですけど、いい言葉だなと思うんです。
2周目という言葉を読んで、ありふれた日常で見つける発見も時間感覚の変化も2周目なのでは!と思いました。
自分自身の子どもの頃の記憶を蘇らせながら我が子の成長を見守る子育て期間はまさに「2周目の人生」。
2周目だからこそ、新たな視点ではなく、改めての視点がおもしろく感じているのかもしれないですね。
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