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記録が苦手な人へ。今日から睡眠記録と家計簿アプリをつけてほしい理由

前回はこちら:

こんにちは、すーです。

もしあなたが睡眠記録や家計簿をつけていないなら、今日から記録をつけ始めることを強くおすすめしたいです。

理由は3つあります。

(めんどくさくて無理じゃー!という人向けの内容です。よかったら読んでいってください。)

■理由1:身体的・経済的充足がないと、楽しさどころではないから

『マズローの欲求段階説』は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが人間の欲求を5段階の階層で理論化したものです。有名なのでご存じの方も多いと思います。ここで注目したいのは、低階層の欲求が満たされると、その上の欲求を求めるようになるという点です。

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つまり、
・生理的欲求…食事・排泄・睡眠など
・安全欲求……安全・健康の維持・経済的な安定・いい暮らしの維持など
が満たされてから、

・社会的欲求…社会的役割や情緒的な人間関係など
・承認の欲求…自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性など
に対して落ち着いて思いを馳せることが出来るようになるのです。
(なお、下位4つの欲求を十分に満たすと、すべての欲求が自己実現の欲求に帰結されるようになると言われています。)

余裕があるから、選択肢が増えるし決定できる

以前の記事で「有利で楽しく生きられる状況」には余裕・選択肢・決定権が大切だと書きました。

この3つの中で、最も大切なのは「余裕」です。なかでも「身体的・経済的な余裕」が確保されていることだ、と私は考えます。

昔から「腹が減っては戦はできぬ」、「衣食足りて礼節を知る」と言われます。身体的・経済的に充足していて余裕があるから、選択肢が増えるし冷静に選択できるようになるのです。

あなたがもし体調やお金のことでモヤモヤしているなら、睡眠記録や家計簿は、余裕を生み出すための足がかりになります。


■理由2:時間とお金の使い方は、客観的に見やすいから

これまでの記事で、「自分が持つもの」を変えていくためには、客観的な判断が必要だと述べてきました。

ところで、客観的とはどういうことでしょうか。

客観的に見るために、数値やデータをとろう

誤解を恐れずに言えば、客観的とは、数値やデータで示せることだと思います。数字は誰にとっても同じ数値を指します。各人の感覚とは無関係に事実を示すのです。

「自分自身が持つもの」のうち、時間とお金の使い道は、数値やデータで示しやすいです。

時間の使い方については、最初からすべて記録するのは大変なので、マズローの欲求段階説にしたがい、低階層の欲求である「睡眠時間」を記録してみましょう。「お金の使い方」は、簡単に記録する方法があるので後でご説明します。

睡眠記録や家計簿は、ありのままの現状を把握するためには最適です。


■理由3:データの蓄積には、そこそこ時間が必要だから

睡眠記録や家計簿を使って現状を分析するためには、最低でも1か月分、できれば1年分以上のデータがほしいところです。

ですので、この文章を読んだ今日から記録・データの蓄積をはじめるべきです。

ところで、あなたは「ぶっちゃけ記録とかめんどくさくて、無理じゃー!」と思いませんでしたか。
(怒らないので正直に言って大丈夫ですよ)

■人生を好転させるために「決意」はあまり必要ない

人生の弱者は、これまで何度も人生を変えようと「決意」してきたんじゃないでしょうか。それでも人生が好転していないのは、あなたを取り巻く環境がハードモードだったり、あなたの心が弱かったり折れてしまったからではないでしょうか。

環境がハードモードなら逃げていいんです。
自分の心が弱いと分かっているなら、その事実を受け入れましょう。

「成果が出ないのは、
 努力の方向が間違っているか、努力が足りないかのどちらかだ」
という言葉を聞いたことはありますか?

あなたは、あなたなりに努力し、ベストを尽くしてきたはずです。量としては、これ以上頑張れないのだと、いったん認めてしまいましょう。

ではどうするかというと、努力の方向を変えればいいのです。記録そのものを頑張るのではなく、記録を助けてくれるものを探す方向に力を入れてみるのはいかがでしょうか。

必要なのは「仕組み」

心が弱い人に必要なのは、努力や根性ではなく「仕組み」です。今は本当に便利な時代ですよね。睡眠やお金について、自動もしくは簡単に記録をつけてくれるスマホアプリがいくつもあります。

「私はアナログ派なんです」という人は紙で記録をしてもいいんですが、私はアプリを使うことをおすすめしたいです。

アプリにもよりますが、

●データ蓄積の観点:自動的に記録してくれる
●データ分析の観点:データを統計としてまとめてくれる

というメリットがあるからです。


私が使っているのは、

・睡眠追跡アプリ「Sleep Cycle
・家計簿アプリ「マネーフォワード ME

です。

睡眠追跡アプリ「Sleep Cycle」

iPhoneユーザーなら、睡眠時間はヘルスケア機能で自動記録されています。ただ、精度が若干微妙なのでアプリを使って自分で記録しています。

「Sleep Cycle」は、寝るときにアプリを[開始] にするだけで、睡眠状態を記録し、統計をとってくれます

・快眠度
・就寝時刻・目覚めた時刻
・寝床にいた時間・睡眠時間
・眠るまでの時間・いびきの有無(!)
を記録してグラフ化してくれます。
また、
・歩数
・脈拍(要Apple Watch)
などと睡眠の相関関係を分析してくれます。

入眠時に心地よいサウンドを流してくれたり、朝の眠りが浅くなったタイミングを狙って目覚ましアラームを鳴らしてくれるので、質の良い睡眠を取れるというおまけ付きです。

実は、私は睡眠記録を他のアプリに移行したのですが、「Sleep Cycle」は入眠&目覚ましアプリとして気に入っているので、継続して使っています。(この話はまた別の機会に。)


家計簿アプリ「マネーフォワード ME」

銀行のインターネットバンキングやクレジットカード、交通系ICカード、電子マネー、楽天やAmazonなどと連携すると、連携した分については完全自動で家計簿をつけてくれます

手動入力するときも、レシートを撮影すれば、OCR(文字認識)機能で金額を自動入力し、支出カテゴリーを自動推測してくれます。

支出カテゴリーは、お店の種類で振り分けるくらいの気持ちで、ざっくりした記録で大丈夫です。
(例)
・コンビニ →食費
・スーパー →食費
・ドラッグストア →日用品

一度登録すれば、以後は自動的に支出カテゴリーを推測してくれるようになります。

私は非常にものぐさなので、極力、手動入力をしたくありません。なので、なるべくマネーフォワードと連携済みの方法(クレジットカードなど)で支払いをすませるようにしています。
毎月月初になったら、財布に入っている現金払いのレシート数枚をパシャパシャ撮影して、ポンポン登録して終わりです。5分もかかりません。

今日、データ連携の設定をしておけば、
1か月後には(現金払い以外の)家計簿が勝手につけられているんです。
それってスゴくないですか。


というわけで、あなたも今日から
簡単&自動的に、睡眠記録と家計簿をつけてみませんか?


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これまでに書いた記事です。よかったら読んでいってください*


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