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数奇
2023年3月26日 18:27
2023年1月16日 読了小川洋子作品の中では『博士の愛した数式』と並んで代表作のイメージがあるが、小川洋子ファンを自称しながらなぜか今まで読んでこなかった一冊。読むきっかけになったのは、以前から気になっていた「おひとりさま専用の喫茶店」に行ったこと。10席ほどの喫茶店で、一つ一つの席に特徴があり置いてある本の種類も席によって異なる、とても素敵な場所だった。自分がなんとなく腰を掛けた
2021年8月15日 10:51
2021年2月1日 読了読むのは二度目。もし人から「おすすめの小説を教えて」と言われた必ずこの作品を挙げる。それくらい、この小説は自分にとっての理想が詰まった作品であると改めて実感した。お話としての面白さ、読みやすさ、そして文学的な美しさがちょど良いバランスで成り立っている。チェス盤の下に潜り込んで音だけでチェスを指す「盤下の詩人」という異名をも付けられる天才少年……というあらすじその