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ハッセルブラッドが見た六本木ヒルズ スカイデッキの夕景

こんにちは。フィルムカメラのワタナベ(@sutougen)です。

先月参加したフォトウォーク「たけさんぽ東京」から、最後のロールの写真です。

1本目と2本目はそれぞれnoteに書いているのでご参照ください。特にこのnoteは、Roll 2から見ていただくと時間の流れが感じられて良いはずです。

Roll 1.ブローニーフィルム PRO160NSで撮る国立新美術館
Roll 2.Lomographyの120フィルムはかなりの良コスパフィルム

六本木ヒルズ スカイデッキへ

六本木ヒルズ52階の展望台から写真を撮ったぼくたちは、さらに上階にある屋上のスカイデッキを目指します...と言いつつも、52階は回廊になっているので、屋上に向かう通路からは様々な方角が見渡せる。せっかくのチャンスなので、東京タワーのない方向にもカメラを向けてみます。

西を見ると、日はだいぶ傾き始めていました。良い具合にフレアが入った、いわゆる「エモい」描写。

ガラス張りの回廊に差し込む夕陽。こんな影を見たら、シャッターを切らないわけにはいきません。

空は青とオレンジが混ざった絶妙な色合い。ここから日没まではあっという間。ハッセルブラッド1台だけを持ち、ぼくたちは屋上スカイデッキ直通のエレベーターに乗り込みました。

黄昏時のスカイデッキでフォトウォークを締めくくる

海抜270m、六本木ヒルズの屋上にいよいよ到着。ここからはガラスに遮られることのない世界です。順路の通りだと、まず東京タワー側(東側)が目に入ってきます。

ガラスがないだけですごい開放感。このまま向こう側まで歩いて、タワーを真ん中に入れた写真を狙ってみます。

夕焼けに染まる東京タワー。あぁ...なんて東京らしい景色なんだろう。一度も登ったことはありませんが、ノスタルジックな気持ちになってしまいます。

東側のこの明るさに対して、西側に目をやると、あたりはもう日没直前でした。

キレイだなぁ。ここまでくると空はもう青だけのグラデーションじゃなくて、オレンジ色と半分半分です。なかなか見られない光景と「写真を撮るためだけに来ている」という想いから、立て続けにシャッターを切ります。

シャッターごとの、わずかな間に変わっていく描写。黄昏時です。

少し下がって、人を入れて。

すごく贅沢な時間でした。

中判カメラを手に入れて良かった

現像が終わってネガを見たとき、自分の写真なのに、思わず「うわぁ...」と声が出ました。この写真は、それくらい好きです。

このとき肉眼で見た景色がこれほどキレイだったかは、もう覚えていません。実際、現像の過程で少しだけドラマチックにしてもらえている可能性もあります。だけど、このネガがある限り、これがぼくたちの見た景色です。

少し高くて重いけど、Hasselblad 500C/Mで撮って良かった。レンズがCarl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T*で良かった。フォトウォークに参加して良かった。楽しい思い出ばかりの1日だったけど、このフィルムのおかげで今もまだ感動が続いています。

最後に、サポートのお礼をさせてください。

きまぐれハチログのはちさん(@hachi_simple)からサポートをいただきました。ありがとうございます。

このnoteをサポートくださる方はフィルム使いが多いのですが、はちさんもフィルム好き。班こそ違いましたが、このフォトウォークにも参加されています。

フィルムの現像とともにこの秋を振り返る【Kodak Ektar100】

はちさんの写真を見ると、不思議と心穏やかになります。やっぱり、写真に人柄は出るんですね。

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