見出し画像

Lomo CN400は何本あっても困らないフィルム

いよいよISO400 ネガカラーの選択肢が少なくなってきましたね。よく使っていた富士フイルムの業務用400とX-TRA400はともに生産中止。2018年12月20日時点でX-TRAはまだ見かけますが、在庫は日に日に減っています。

富士フイルムは代替品としてSUPERIA PREMIUM 400を残してくれていますが、こちらは36枚撮りで950円(税込)。使うのをちょっとためらう値段です。

そんな状況でがんばっているのがLomography。Lomographyの120フィルムはかなりの良コスパフィルム でも書きましたが、Lomoはまだお手頃価格のフィルムを販売しています。

画像1

35mmのネガカラー、CN400もその1つ。価格は3本パックで1780円(税込)。1本600円以下で写真が撮れます。

画像2

フィルムを始めたばかりの頃によく使っていたこともあり、今でも愛着の強いフィルムです。安いんですが、普通にフィルムらしく写ります。

画像3

最近は夜のスナップはほとんどモノクロですが、1年前はこのCN 400で撮っていました。写真は表参道のApple storeで会社帰りに撮った思い出。

画像4

画像5

子供撮りにもよく使っていて「安い→たくさん撮る→良い写真が残る」の好ループが生まれやすいフィルムです。

画像6

画像7

画像8

なんでもない場所でもシャッターを切っておく気にさせてくれます。実際「PORTRAだったら撮ってないだろうな...」って写真もかなりあります。

自宅スキャンや郵送現像の作例も

フィルムでよく撮っている人なら「ネガはスキャンによってまったく仕上がりが変わる」ということもご存知のはず。フィルム写真はフィルムの特性 × 撮影設定 × スキャニング環境によって決まります。

というわけで、同じLomo 400を家電量販店以外でスキャンした作例ものせておきます。

まずは、郵送現像でお世話になっている兵庫県の写真店、FRAME*さん。

画像9

画像10

家電量販店に比べたら彩度がやや低く、今っぽい感じ。ぼくたちがイメージするLomoとは少し違う気がしませんか?

続いて自分でスキャンをしてみた場合。Canon EOS 5D IIIにNikonのES-2 を付けてスキャン(デジタルデュープ)し、Photoshopで仕上げた写真です。

画像11

画像12

画像13

今度はずいぶん爽やかな色。デジタル一眼レフで取り込んでいるためか、全体的な解像度が高いのも特徴的ですね。

ちなみにこの色、自分でもなかなか再現が出来ません。毎回これならがんばるのですが、ぼくにとってネガカラーのスキャンは労多くして功少なし...取り込みと調整に時間ばかりがかかるので、自家スキャンはモノクロだけにしています。

【2018年版】私のフィルム環境まとめ

さて。いろいろな視点からLomo 400を取り上げてみました。どの仕上げでもいい感じのクオリティを保ちつつ、かつ使いやすい値段のLomoは本当に優秀なフィルムだと思います。

Lomo 400は、こちらのブログでもたくさんの作例とともに紹介されています。「古臭いフィルム」と言われていますが、それもわかる気がします。ぜひ参考にしてみてください。

***

コスパの良いフィルムといえば、業務用100とC200は外せません。こちらはより感度が低いこともあり、1本400円以下で買えるお店もあります。

ライカM3と業務用フィルムで東京蚤の市を撮る
常用フィルムにピッタリ。富士フイルム C200レビュー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?