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整収アド、断捨離、こんまりメソッドで比べる「捨てる基準・のこす基準」

今回のテーマは、「捨てる基準」と「のこす基準」。

モノの総量を調整するのに、もっとも大切な「ものさし」。その「ものさし」を自分なりに、どう作るかが、「捨てる」と「のこす」を大成功させるコツ。分かってはいるのだが、難しい部分でもある。

そこで、数ある「日本の片付けメソッド」の中から代表的な3つのメソッド、「整理収納アドバイザー」、「断捨離」、「こんまりメソッド」の3つを選び、「捨てる」と「のこす」に対してどのように考えているかを比べてみた。

1.整理収納アドバイザーの「捨てる基準・残す基準」

ユーキャンでおなじみの整理収納アドバイザー資格。私は1級を持っているが、その整理収納アドバイザー1級のテキストには

整理とは「要、不要を区別すること」

としている。そして、今回の「捨てる基準・のこす基準」として、

「使っている・いない」で区別

つまり、現在、自分が使っているものは残し、使っていないものは取り除く。モノの中から使っているモノを残し、使っていないモノを取り除く。この「区別」が「整理」すること。

2.断捨離の「捨てる基準・のこす基準」

次に、私も尊敬している、やましたひでこさんの断捨離について「捨てる基準・のこす基準」を以下の本で調べてみた。

断捨離の場合、まず捨てるものを選別するには、

「自分が使うか」という基準でモノと向き合うこと。

そして、「使える」モノと「自分が使う」モノは違うと言う。やましたさんが使う例えが、人が使ってるメガネは使えるモノだけど、自分が使うかというと使わない。すごく納得した。

本来、モノは「自分が使う」から意味があるのです。

そして、「のこす基準」は、

私「が」使いたいと思うモノを残しているか。

断捨離をすることで、いろんなことに「気づく」回路を頭の中に作る。今回気づくのは、「使う自分」の存在。モノの選択の際に、常に「自分」が主語になっているかを意識することとしている。

3.こんまりメソッドの「捨てる基準・のこす基準」

最後に、「こんまり」こと近藤麻理恵さんのメソッド。参考にしたのは、こちら。

本のタイトルにもあるように、「捨てる基準・のこす基準」は、

「触ったときに、ときめくか」モノを1つ手にとり、ときめくものは残し、ときめかないモノは捨てる。

あいまいな基準で科学的でないような印象があるが、こんまりさんは「モノは自分が幸せになるためにあるのでなければ意味がないと言う。そして、

モノを残すか捨てるか見極めるときも、「持っていて幸せかどうか」、つまり、「持っていて心がときめくかどうか」を基準にすべきなのです。

確かに、心がときめくモノだけに囲まれた生活こそが、手に入れたかった理想の生活である。

4.まとめ

今回、日本を代表する片付けメソッドの中から3つを選び、「捨てる基準・のこす基準」を比較してみた。ポイントは、次の3つ。

❶自分が今、使っているか使っていないか
❷自分「が」これから使いたいと思っているか
❷自分が、モノに触ってみて「ときめく」かどうか

3つのメソッドが、モノを捨てる・のこすにかかわる大事な基準としている考え方は、とても似ていることに気づいた。表現していることばこそ違えども、大事にしている考え方は同じ。つまり、

モノを「自分軸」で判断する。使えるモノかどうかは関係ない。自分「が」これからの生活で使うかどうか。大事なのは、手にとったモノを通して、自分の心を見つめること。

「捨てる」、あるいは「のこす」モノを見ているのではなく、モノを通して、自分自身を見つめている。

モノを通して自分を見つめ、自分が主役の「捨てる基準・残す基準」を作っていきましょう。

(参考文献)


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