【中国日誌】788目 23.10.18

ドレミファソラシド。私たちには、意味のある音。心地よい音。違和感のない音。それを、指を、腕を、身体を使って、奏でる。脇が締まり過ぎれば、指が、上手く動かず、想像通りの音がだせない。肘の駆動範囲が、緊張により、いつもより、狭くなると、ミスタッチが多くなる。身体は連動している。姿勢が変わると、ミスが増える。鍵盤迄の距離が変わると、ミスが増える。意識が、散乱すると、ミスが増える。意識すると、ミスが増える。とても、連動している。少しでも、条件が変われば、脳にとって、それは、別の世界。だから、指が動かない。その環境下での指の動かし方を、知らないからである。絶対的な記憶。ファジーではない記憶のせいで、条件変化に、柔軟に対応できない。故に、いつも弾ける曲が、途端に、弾けなくなる。忘れるのではなく、思い出せないのである。そもそも、その環境下で記憶が、ないからである。脳が、検索できない、検索する術がない、ということである。だから、練習の時は、多種多様な条件で、するのがよい。弾く曲の順番を変える、意識するところを変える、体の動かし方を変える、そうやって、音楽と身体の複雑な相関を、脳に記憶させ、柔軟性を持たせる。それが、ピアノの学習なのである。ピアノの底が、未だに見えない。ただ弾けるようになった曲を弾けるだけの私には、やるべきことが沢山ある。だから、楽しいのである。そんな、生きがいの一つに、感謝を。

朝4時に起き、支度と日課。8時に出社。18時半に退社。ご飯食べて、21時半すぎに寝た。

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