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ロマンティックに生きようと決めた理由

結局のところ月がきれいだったり、吹く風にふわっと優しく包まれたり、仕事が終わって会社出たら夕日が泣きそうなぐらいきれいだったり、夕飯で作ったハンバーグからおいしいそうな肉汁が溢れたり、まな板の上でシャキシャキッと気持ち良い音がしたり。ヘビロテしてる曲なのにまた新しい感情に出会えたり、お気に入りの服の新たなコーデの仕方を発見したり。道端で野良猫を見かけて、じっと見てたら、目があって、ちょっと睨まれて、「あ!ごめんごめん、邪魔したね」となるあの瞬間とか、好きなアーティストや芸人の人間味が垣間見えて、肩書きとかそうゆうの無しにして、そのひと自身が丸裸で輝いてる時だったり。幸せでいてほしいなと思ってるひとが幸せそうにしてるのを見れたり。そんな時に自分の心がほぐれる感覚がわかる。日常で突然やってくるそうゆうご褒美的な瞬間がさりげなく人生を豊かにしてくれてるんだと思う。人間だから悩みや葛藤とかややこしい感情はどうしてもあるけど、ほんとうの本質の部分ではそこはたぶん。たぶんね、どうでもよくって、まっすぐでなくてもいびつに湾曲していても生きていれば突然やってくるそうゆう奇跡的な瞬間たちに「よ!君は元気か?」ときかれたら、「元気だよ」って心の中で素直に笑えるならきっとそれでいい。だからそうゆう瞬間を見逃さないように目も耳も鼻も口もぜーんぶ、自分の体と心も大事にしたい。自分の感覚とか感情とか、自分のフィルターを通して出てくる自分自身の生の声みたいなのを大事にしたい。わからないことはわからないまま、曖昧な時があっていい。無理に答えを出さなくていいし、わからないって誰かに言えばいい。あとは心をフラットにして、なににも縛られず自由で、どちらの方向でも身を振れるような、なにいろにも染まれるようなそんな余白みたいなまっさらな部分を持ち合わせていたい。いま、そんな感じでいる。


突然だけど、好きな本がある。「ロマンティック生きようと決めた理由」というシラフだと少し照れてしまいそうな題名の本。今回のnoteのタイトルはこの本のタイトルを貸していただいた。この本との出会いは20代前半だろうか、ずいぶん前に購入した本なんだけど、でも今でも気付けば本棚から選んでる。開くたびに、熱は少し上がる。確実に存在するわたしの中から生まれる生の温度だ。


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