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鬼おこしの紙袋が世界を救う

4月5月あっという間に過ぎ去った。4月の土日は毎週どこかに出掛けていて、ひとに会ってばかりだった。楽しいのはもちろんなんやけど、でもやっぱり疲れてしまったので5月は自分の時間をたくさん作った。そうなると数少ない大切な友人たちを傷つけてしまう気がするけど、そういう意味ではなくて、もちろんめっちゃ楽しいんやけど、ひとりでゆっくりする時間ないと無理な人間やから、やっぱりそういう人間は毎週毎週どこかに遊びに行ったらあかんなと言うことやねん。たいがいの場合、【仕事の時間】と【プライベートの時間】で分けるけど、わたしは【仕事の時間】【プライベートの時間(誰かと一緒に過ごす時間】あとは【自分の時間(自分がひとりでいる時間)】で分けている。そのバランスが崩れて予定を詰め込み過ぎると、あとからヒーハー!となってしまうから調子乗ったらあかんなってことが言いたい。



4月はひさしぶりにfoufouのお手伝いをさせてもらった。2019年の出会いから早4年。コロナが明けて、ひさびさのビックイベントはひさびさに会うスタッフのみんなも変わりなく元気そうで嬉しかった。デザイナーのマールさんもお変わりなく、いつもと同じようにふざけてた(これはめっちゃほめ言葉)

今回は試着会という形ではなくて、ポップアップ!ってことは即売会。2日目の日曜日の朝、ラックのレイアウトを考えてる時は販売員時代の秋冬の立ち上がりとか、フェアの前日は遅くまで準備をして、初日の朝はとんでもなく早くお店に来て、レイアウト考えてたなぁ、、なんて思い出してしまい、朝っぱらからあの瞬間だけエモい気持ちになりました。

初日にはひさびさに会えたお客様から手土産とお手紙をいただき、びっくりした。出会いはfoufouのスタッフとお客様。インスタで繋がっている彼女は何者でもないわたしの考え方にいつも刺激をもらってます的な内容のお手紙をくれた。ありがてぇ、、、。申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちでごった煮のようになったわたしのハートがそこにいた。ひとがひとに対して、そんな風に思う感覚って不思議や。そして、「あぁ、彼女に恥ずかしくない自分でおれますように」と自分自身に願った。すなわち、自分がすきな自分でいれますようにということだと思う。それは大事なマインドだなって思ってる。改めて気付かせてくれてありがとう。

昼にはサプライズで前までスタッフの中心として動いてくれていた仲間も来てくれた。産まれたての赤ちゃんはふわふわでいい匂いがしたし、ともだちも出産を経て、パワフルな母ちゃんになる匂いが既にプンプンしていた。最高やん〜。

昼過ぎぐらいに東京の店舗スタッフの弟くんが挨拶に来てくれて、【鬼おこし】とデカデカと書いた紙袋に入ったみるく饅頭をお土産でくれた。嬉しい。彼の姉とは仲良くしているので無駄に親近感が湧いてしまって、会えたことが嬉しかった。また会えたらいいな。というか、また会える気がなんかしてる。これぞ、根拠のない自信というやつだ。


今回のポップアップはお客様がお持ち帰りする用の紙袋がなかった。お客様にはそのまま透明のビニールに入れたままお持ち帰りいただくか持参したエコバッグに入れて持ち帰ってもらうスタイルだった。だから袋を持ってきてないひとには、foufouのトートバッグも売っていたので、これを勧める感じなんかな〜とか思ってた。わたしはほぼ接客についていたのでお会計をするタイミングはなかったんだけど、夕方ぐらいに、帰り際のお客様をふとみたら、見たことある紙袋を下げて帰っていくお客様がいた。 


「あれ!?見たことある、、、ん?あれ??!さっきの鬼おこしの紙袋やないかーーーーーい!!!」となり、とてもほっこりした。

袋をお持ちでなかったお客様にデザイナーがおそらく「この紙袋ならありますよ?これに入れて帰りますか?」となり、お客様も「そうします」となったんやろうなぁと容易に場面の想像が出来た。なんやそれ、もうめっちゃ良い、、、まさか鬼おこしの紙袋本人も、そんな風にこんなに早く再利用される日が来るとは思ってもないやろなと思ったし、みるく饅頭に関しては、急に退去命令が出てワシの家、どっか行ってもうた!という感覚やろなと悟った。みるく饅頭的にはなかなか切ない。

話は戻って、自分が作ったトートバッグは勧めないデザイナー。いや、もちろんプロのデザイナーさんだから、プロ意識はすこぶるある(わたしがそう言い切るのもおこがましいけども) デザイナーとして大事なのは目の前のトートバッグをセット売りすることではない。もっとちがうだいじなことがたぶんあるから、そうだと思う。そうだけど、そんなナチュラルに鬼おこしの袋勧めれるんかな?と思うんよ。

本人には恥ずかしくて言わんけど、なんかそういう感覚が無性にほっとする。ほどよいゆるさが心地良い。なんかめっちゃ平和やん、、、その空気感。そういう感覚を持ってるところ、人間としてなんか好きやなぁと思った。上から目線なの、なんでやねんでしかないけど、なんか嬉しかった。そういうひとが作る服のお仕事のお手伝い出来てるってことがありがたい、ほんと。 

大勢のお客様が来て下さり、ポップアップの2日間は、大変大盛況。ひさしぶりの接客は懐かしかった。接客は試着会とは違い即売会だから、当たり前だけど、その場でお客様は買うか買わないかの決断をする。だから、いい加減な接客はできないなぁと改めて痛感もした。

最近のfoufouの新作が出るスピードに全然追い付けていないので、事前にもう少し勉強しておかなきゃとも思った。今度もしお手伝いすることがあれば、今回よりもお客様の役に立てるような接客がしたいし、喜んでくれている顔がみたいなぁ。そしたらもっと自分も楽しめる気がする。純度100%でそう思った。


最近のわたしのfoufou事情

似合う似合わないど返しにして着たかった!着たい!!ただそれだけ!!
職人さんが作った昔ながらのカンカン帽!夏、カモン!前髪を作ろうと迷い中
ベルトとスラックス これはもうヘビロテ確定
ストライプシャツは再販で無事にゲトる


先週、AWのコートも予約したので届くの楽しみ。服いっぱい持ってるけど、服は永遠にほしい。服は永遠にすき。好きな服をずっと着ていたい。日常がランウェイ!ほんとよく言ったものだ、素晴らしいことば。


教えてもらって最近よく聴いてる曲。メロディも声も歌詞もいい。特に曲の始まり方がすごくいいから、お時間あれば最初から聴いてほしい。おすすめの1曲!

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