19年11月07日-2000暗闇の美術島_猿島_44

暗闇だけどとても清々しい芸術祭。

Sense Island -感覚の島-
暗闇の美術島

東京湾に浮かぶ自然島にして無人島「猿島」。

暗闇の中をゆっくりと時間をかけて歩く。
この場所だからこその発想で生まれたいくつものアート作品に出会う。
ひとつひとつ、作者の伝えたかったことに想いを巡らせる。

暗闇の中で自分の五感がより敏感になってくるのがわかる。
風鈴の音に耳をすます。
聴こえなかった木々が擦れる音が、大きく聴こえてくる。
見えなかったもののエッジがしっかり見えてくる。
風の声がする。

誰も住んでいない、猿島。
夜、ここに住んでいるのは歴史をかけて育ってきた自然。
人工的に作られてきた造作物を、時間をかけてゆっくりと覆ってきた。

その中に、ほんの少しだけおじゃまさせていただいたイメージ。

こんな芸術祭、今まで出会ったことがなかった。
写真では伝えることができない、インスタレーションを通じた暗闇の体験。

その「入り口」の部分だけ、お伝えします。

京急横須賀中央駅から三笠公園へ。
猿島への渡船は、小さな船着場から。

街の光が徐々にフェードアウトして、暗闇の猿島へ。

星が見えてくる。

ようこそ、感覚の島へ。

入り口のインスタレーションは写真撮影自由。

でも島に入ったら、スマホを置いて、カメラをしまって、五感を研ぎ澄ましましょう。

まぢで、お勧めの芸術祭です。
2019年11月3日(日)〜12月1日(日)
会期中の木金土日及び祝休日 18日間 17:30-21:30 ※日没以降

ほんのひとときですが、猿島の自然とともに過ごし、なんだか清々しい気分になれた夜でした。

では、また。

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