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#アート 記事まとめ

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#アートの記事をまとめるマガジン 。 アート=artと考え、artの原義「つなぎ合わせる」の視点から、芸術(美術、詩歌、劇、舞踊など)及び芸術文化(映画、演劇などを含む)に注目。主…
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2021年1月の記事一覧

猫から見たトランスレーションズ展 @21_21 DESIGN SIGHT

猫的感性では「願い」と「祈り」は同じようなものである。しかしその違いを適当に説明するなら、「願い」が比較的具体的な夢を指すのに対し、「祈り」は形而上学的な対象とか、何か社会的善のようなぼんやりしたものを想定しているように感じられる 。 小雨の降る土曜の夕方、パートニャー氏が21_21 DESIGN SIGHTで開催されているトランスレーションズ展に行くというので、私も一緒に忍び込んだ。 (本展における)「翻訳」とは トランスレーション 〜 翻訳というのは、ある言語・文化体

三味線をデザインするために、三味線を習い始めた話。

みなさんは三味線を弾いたことがありますか? 普段の生活では見かけることも少なくなりましたが、誰もが三味線を手にしていたという時代も日本にはありました。例えば、カラオケのない時代では伴奏は三味線というのがお決まりで、日常的によく見かけるものでした。 ただ時代と共に、三味線を習う人は減りつつあります。同時に三味線を作る職人さんも、どんどん減りつつあるというのが現状です 自分も今までは三味線とは関わりが無かったのですが、縁あって何年も前から東京三味線職人さんと仕事をするように

知が再び収斂するとき

先月書いたこちらのnoteの続き。 金曜の夜に突然何を思い立ったか、缶ビールを呑みながら書いた。その割には言いたいことちゃんと言ってる。今、様々な専門知が越境して知の再構成が進んでいる。柔軟性のある知のネットワークである教養が求められるのは必然なのかもしれないというお話。 この「再構成」についてもう少し考えてみた。 --*-- 先に法律の話題に寄り道する。昨日、シティライツ法律事務所の水野先生が次のようにツイートされているのを見かけた。 水野先生は、映画や音楽、アー