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修行をサボってる奴に釘を刺しに行く神様

GWのことについて描こうと思っていたら、はや2ヶ月が過ぎていました。
時が過ぎるのは早く、さらにたいていの場合、過ぎるのが早いのは、何もしていない時であります。

例に漏れずGWも何もすることがなく、実家に帰ったはいいが、本も読まずものも書かず、ただ今に寝転がって不意に襲い来る睡魔をただただ受け入れる毎日。
さすがにそれを見かねた親父が、

『じいちゃんと旅行に行くけど、一緒に行くか?』

と私に声をかけ、急に奈良へ旅行に出かけることになったのです。

正直、奈良ですがら、それほど何も期待してはいなかったのですが、東大寺とそれを取り巻く寺社仏閣をゆっくり眺め、鹿にせんべいを配り歩き、なんだか修学旅行よりもたっぷりと楽しんでとてもいい気分になっていたりしました。
そして二日目、前日外を歩き回ったので、今日はゆっくりということで、訪れたのが奈良国立博物館。
なんの前知識もなしに入って見たのですが、

どこを見渡しても仏像仏像仏像。

正直仏像なんてどこのお寺に行ってもサイズくらいしか違わねぇと思っておりましたが、これだけ並んでいたら、さすがに弥勒菩薩と釈迦如来がなんか違うみたいなこともわかるようになってくるものでございます。

さてそんな中、ゆっくり一体一体眺めていますと、目に飛び込んできたのはこちらの仏様。

これは・・・大黒様・・・?

顔はなーんとなく違うのですが、この笑顔はまさに大黒様。
説明文を読んで見ますと、

伽藍神立像というらしく、厳密には大黒様ではないとのこと。
しかし、問題はそこではございません。サイトには乗っておりませんが、説明プレートにははっきりと

『修行をサボっている僧に釘を刺しに行く神様』

と書かれていました。

え、これって、

めっちゃ笑顔で釘を振りかぶってる

ってことですか。

神様ということですから、おそらく四天王達と似たような部類に置かれるのでしょう。仏像ではなく、神像なのでしょう。なるほど怖いというのもわかります。

ですが、この笑顔で思い切り釘を振り下ろすなんてホラー以外の何物でもないじゃありませんか。
夢に出てきます。
玄関に置いたら効果しかなさそうです。

なんとも日本の文化だとか芸術品は探せば探すほど、ユーモアやシュールさ、怖さに溢れているものだなと思いました。

釘を刺されぬうちに

さて、週に一回noteを書くコミュニティに参加していたのですが、なんだかんだで、もう7回中3回しか書けておりませんでした。
これもまた、無為に過ぎていった何もしない時間そのものでございます。

8月1日をもって新しい職場環境となり、今まで以上に働くことになるであろう私は、多分このままでは彼に釘を思い切り刺されることになるでしょう。

笑顔でズブズブと釘を打ち込まれぬ今のうちに、アウトプットの習慣を、ちゃんとつけていこうと思っております。

面白くない世も、面白くするのは心ですので。

忘れないように、その日思ったことを書いていきます。ちょこちょこ文体変わると思います。