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パンクロックと箱根駅伝

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パンクロックと箱根駅伝の小説です
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2016年12月の記事一覧

パンクロックと箱根駅伝 序章

 ひょっとしたら俺は夢を見ているのではないか?ストップウォッチを片手にそんなことを真剣に…

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パンクロックと箱根駅伝 11話

伊達監督から、陸上部に入る資格がないと完膚なきまでに論破された傷心の俺と先輩は、どちらが…

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パンクロックと箱根駅伝 12話

坊主頭を夜風に晒しながら、自分のアパートに帰って、電気をつけてカーテンを閉めた。俺のアパ…

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7年前
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パンクロックと箱根駅伝 13話

夜が明けて、パリッとアイロンをかけたスーツを着て先輩との待ち合わせ場所に行くと、坊主頭の…

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7年前
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パンクロックと箱根駅伝 14話

事務的な話しがわると、伊達監督は胸ポケットからスマホを取り出した。 「じゃあ、街田は日野…

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7年前
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パンクロックと箱根駅伝 15話

井上さんと出会ったのは、バンド活動を始めてから1年が経って、学年が一つ上がり、先輩がそれ…

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7年前
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パンクロックと箱根駅伝 16話

井上さんの家は昔から続く大地主の家系で、その広大な土地の一部をR財閥に貸していて、その賃料で普通の人が一生で稼ぐほどのお金が毎年入っていた。 しかし、肝心の井上家が幸せかといえばそうではなく、ヒッピー崩れの父親が金持ちなのを良いことに働きもしないで一日中酒を飲みながらギターを引くような生活を井上さんが産まれてからも続けていた。 井上さんが小学校高学年になり物事の分別がわかり始めると、父親は重度のアルコール中毒になってしまい、どこにあるかもよくわからない久里浜の特別な病院に入院

パンクロックと箱根駅伝 17話

井上さんが帰った後には静寂と廃材3号の残額が部屋に散乱していた、床に寝そべって目を閉じた…

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7年前
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パンクロックと箱根駅伝 18話

布団の上でとりあえず目を閉じていると、明け方ぐらいに何とか眠る事が出来た。 机の上のス…

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7年前
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パンクロックと箱根駅伝 19話

僕らは日野先生に案内されて、広間の隣の応接間に連れて行かれた。 その部屋は、立派な赤いヴ…

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パンクロックと箱根駅伝 20話

日野先生はどかしそうに膝をさすった。 「俺は、勝利のために全てが見えなくなっていたんだ…

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