【謎解き攻略レビュー】名探偵コナン×リアル脱出ゲーム2022年「追憶のハロウィンからの脱出」
毎年、劇場映画の公開と連動して開催されて来た「コナン脱出」も今年で10周年。過去最高レベルのゲーム演出が作り出す臨場感の中で、本格的な推理ゲームが楽しめる内容でした。
今回、プレイヤーは結婚披露宴の関係者として会場に居合わせ、目の前で起こる事件を生で目撃することになります。会場装飾の作り込みも手が込んでおり、観客参加型の演劇系推理イベントにも似ている内容でした。
会場にいる全プレイヤーとスタッフを含めた百人を超える参加者が、物語の中に息づいている個人としてバックボーンが設定され、登場人物になりきります。しかも誰一人として役が被っていません。この設定にはとても驚きました。
また、配役付きチケットを購入したプレイヤーはゲーム中に演技やセリフを言う機会まであります。この配役付きチケットは通常チケットと料金も変わりませんが、1回の公演で枚数に限りがあるため、売切れに注意が必要ですね。
そして、犯人の正体を暴くために奔走するゲーム構成がとてもスリリング。今回、全ての問題は謎解きではなく、推理問題になっていました。クイズやなぞなぞといった要素は殆どありません。会場内の証拠品を調査し、情報を分析し、目の前で起こる出来事へ高い洞察力を向け、事件の真相を解明していく内容でした。
ゲームの達成状況は「事件解決の成否」に加え、「事件解明度0~100%」で示されました。ゲームクリアの条件は「事件解決」を成功したかどうかになりますが、コナンくんや安室さんと並ぶ名探偵になるため(完全クリア)には、「事件解決の成功」かつ「事件解明度100%」を達成する必要がありました。
私達が参加した回、全25チーム中、事件解明度 100%を達成できたチームはいませんでした。攻略にはとても高い洞察力が必要になると思います。
プレイした感想を簡潔にまとめると「間違い無く今年プレイしたリアル脱出ゲームの中で最高に楽しく、わくわくする体験」。10周年を迎えたコナン脱出の記念イヤーを飾るのに相応しい作品でした。
コナンくんや安室さんのフルボイスで描かれる映像演出は、ファンの期待に応える内容。名探偵コナンらしい演出や音響の使い方も相俟って鳥肌が立つシーンもありました。
物語への没入度は過去最高、この夏の特別な思い出になりました。特に探偵ゲームやマーダーミステリーなど、推理系の謎解きが好きな人にオススメできる内容でした!
それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!
※配役付きチケットの詳細など、より詳しい内容は、リンク先のレビュー記事もご活用ください
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