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【ふじさわキュン♡ぽた Ep11《夏本番のふじさわ散策!真夏のビーチ&夜を彩る江の島灯籠》】SURUGA Cycle Journal Vol.164

藤沢市さんとのコラボ企画「ふじさわキュン♡ぽた」。“キュンとするまち。藤沢”で、心がキュンとする素敵な自転車旅をご紹介します。

撮影日は7月下旬、藤沢市に夏がやってきました。今回のふじさわキュン♡ぽたは、海水浴シーズンを迎えたビーチと、江の島の夏の風物詩「江の島灯籠」をめぐるポタリングに出かけます!

ナビゲーターはアロハと海が似合う男!藤沢市職員の加藤さん(左)と寺谷さん(右)のコンビです。

最初に訪れたのは「辻堂海水浴場(辻堂海岸)」です。湘南と言えば、夏のビーチは外せませんよね。

毎年7月中旬~8月末の期間限定でオープンしている海の家「BEACH HOUSE」は、にぎやかなペイントが特徴的。休憩はもちろん、パラソルや浮き輪などのレンタルもされています。

波打ち際まで行ってみると、海風が気持ちいい!辻堂海岸は湘南のビーチの中でも開放感が魅力の海水浴場。落ち着いた雰囲気で、ファミリーでもゆったりと海水浴を楽しめます。

東側には江の島、西側には茅ヶ崎市の「えぼし岩」が見えます。海水浴エリアとサーフィンができるエリアが分かれており、思い思いに海の時間を満喫できます。

続いては、辻堂海岸から東へ向かって自転車で10分ほど。「神奈川県立湘南海岸公園」にやって来ました!

公園内にある施設「サーフビレッジ」には更衣室やロッカールームがありますので、海遊びの際にはぜひご利用ください。外には子どもと遊べる水の広場や芝生広場などがあります。すぐ裏が鵠沼(くげぬま)海岸なので、さざ波の音が聞こえます。

遊具も海の生き物モチーフが多いような…芝生を泳ぐイルカさんがかわいい!

鵠沼海岸は海水浴やマリンスポーツを楽しむみなさんで賑わっていました。海岸線には遊歩道があり、自転車で走ると気持ちいいです。

ではここから海岸線を散策しましょう。バックには江の島!

ふと海水浴場の砂浜に目を向けると、ブルーの道のようなものが波打ち際に向かって伸びているのに気が付きました。

こちらは「バリアフリーマット」と言って、車椅子やベビーカー、杖をご使用の方でも安心安全に砂浜の上を歩けるように設置されたものです。

片瀬西浜・鵠沼海水浴場は、「きれいで安全で誰もが楽しめる優しいビーチ」として、国際環境認証である「ブルーフラッグ認証」を取得している、実はすごいビーチなんです。

どんな方でも安全に海遊びが楽しめるように、水質や安全性などが細かく管理されています。ちなみに、現在日本にあるブルーフラッグ認証ビーチは10か所だけなんです。

この青い旗は、安心して海を満喫できる選び抜かれたビーチである目印なんですね。地元の方々や利用者が海を美しく保つよう心がけているおかげで、人々の憩いの場としてのビーチが実現しています!

さて、続いてはサーフビレッジから自転車で1分ほど。引地川の河口付近には「聶耳(ニエアル)記念碑」というものがあります。

ニエアルは中華人民共和国国歌「義勇軍行進曲」の作曲者。1935(昭和10)年7月17日、鵠沼海岸で遊泳中に帰らぬ人となりました。

異国の地で生涯を終えたニエアルの死を悼んで、多くの市民によって建立されたのが、レリーフの前に置かれた記念碑です。上から見ると「耳」の漢字をかたどっているのがわかります。

その後、藤沢市とニエアルの出身である昆明(こんめい)市の友好が深まり、1981(昭和56)年に友好都市提携を行いました。

この場所には中国全土から多くの方々が参拝に訪れるため、記念碑に向かって右側には中国語石碑があります。現在は、記念碑とその周辺が「聶耳記念広場」として開放されています。

続いては、江の島を目の前に望む「片瀬漁港」にやって来ました。

視界を遮るものがなく、天気がいい時には西側に富士山も見える絶景スポットです。
ところで、片瀬漁港にある2つの灯台をご存知でしょうか?

漁港の東側には「赤灯台」。漁港の東側から近くまで歩いていくことができます。

漁港西側の遊歩道を奥に進んだ先には「白灯台」があります。
どちらもそこまで大きくはない灯台ですが、離れて見るとクレヨンみたいなシルエットでちょっと可愛らしい感じがします。江の島をバックに、映える写真を撮ってみるのもいいかもしれません!

片瀬漁港では、毎月第三土曜日・日曜日にフィッシャーマンズマルシェが開かれます。当日の朝に定置網で水揚げされたお魚は午前9時から販売開始、売り切れ次第終了です。江の島産の海の幸をぜひご賞味ください。
※開催状況については、フィッシャーマンズマルシェの公式ホームページを確認してください。

夏のビーチといったら海の家。ちょうどお腹が空いてきた頃です。今回は片瀬西浜・鵠沼海水浴場に夏季限定でオープンしている海の家「西浜亭」さんでランチにしましょう。

実は、今年だけの特別なコラボメニューが登場していました。それがこちらの「マイアミカレー」です。

藤沢市では、姉妹都市であるアメリカのマイアミビーチ市との友好交流が末永く続くよう、毎年「江の島マイアミビーチショー」が開催されています。2024年3月5日に藤沢市とマイアミビーチ市は姉妹都市提携65周年を迎えます。これを記念して、2023年の海の家の一部店舗ではコラボメニューが販売されていました。

さて、お待ちかねのマイアミカレーをいただきましょう!西浜亭さんではココナッツベースと、トマトベースの2種類のルーから選べます。

上にはふっくらしたフィッシュフライがのっています!暑い夏を吹き飛ばし、マイアミに思いを馳せることができるランチです。

さて、片瀬西浜・鵠沼海水浴場から江の島へ続く江の島大橋を挟んだ反対側は、「片瀬東浜海水浴場」です。ここに夏季限定でオープンしている海の家「かもめ&ボサノバ」さんは、東浜でいちばん大きな海の家で、ピンク色の建物が目印です。

かもめ&ボサノバさんで販売されていたマイアミビーチ市とのコラボメニューは、1日10食限定の「ココナッツチキンカレー」!キリッとしたスパイシーな辛さがポイントで、暑い夏にピッタリです。

他にもラーメンや焼きそばなどの定番メニューが楽しめます。

海水浴シーズンは、海の家に来ることを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。普段は砂浜だけのところに出現する、夏の間だけの憩いの場。撮影日は平日でしたが、ボサノバさんは夏のビーチを満喫するお客さんでいっぱいでした。湘南の夏をみんなが心待ちにしていたんだとあらためて感じました。

さて、ここからは江の島島内へGO!2023年7月15日~8月31日まで開催された「江の島灯籠2023」の模様をお届けします!島内では1,000基の灯籠によるライトアップが行われており、普段では見られないような光と音が作り出す幻想的な景色に包まれている江の島をたっぷり堪能しましょう。

島内には自転車では入れないので、近隣の駐輪場に停めてから散策に出発です!

島内の灯籠に明かりが灯るまで少し時間があるので、まずは江の島最奥部にある「江の島岩屋」を訪れました。

海の波によって岩が侵食されてできた海食洞窟で、中に入っていくと涼しい空気を感じます。

2か所ある岩屋のうち、龍神伝説の地と言われ、56mの奥行がある第2岩屋が灯籠の神秘的な光に包まれていました。

地面に映り込む光も相まって、幻想的な雰囲気を作り出しています。BGMに鈴を転がすような涼やかな音が聞こえてきます。奥に行くほど天井が低くなっていくので、散策の際は頭上にご注意です。
岩屋の灯籠点灯は9:00~18:00まで。昼間でも灯籠が灯るため、洞窟を優しく照らす灯籠の光に心癒されることができました。

外に出るとすっかり夕暮れ時。波の音にしばし心を癒されつつ、岩屋を後にしました。
日没が近づき、入れ替わるように18:00から島内の灯籠に明かりが灯り始めます。夕涼みに訪れる人々で賑わい始める中、いよいよ江の島灯籠の夜がやってきます。

日が暮れるのを今か今かと待ちながら、「江の島シーキャンドル(展望灯台)」にやって来ました!

入口付近では灯籠に明かりが灯り始めていました。もう少し暗くなるまで、「江の島サムエル・コッキング苑」を見学することにしました。

こちらは明治時代の英国人貿易商サムエル・コッキング氏由来の和洋折衷で南国ムード溢れる植物園です。

温室遺構展示体験棟では、明治20年頃にこの場所にあった温室の想定図など、サムエル・コッキング氏に関する歴史に触れることができます。現在話題になっている日本の植物学者、牧野富太郎氏も関東大震災で倒壊した温室跡や園内の視察に訪れたそうですよ。(温室遺構展示体験棟は17:00まで見学ができます。)

ふと見上げると、江の島シーキャンドルと黄金色に染まる空。日没まで間もなくです。

シーキャンドルの奥側には、夕陽に照らされる湘南の海を一望できるベンチのスポットが。

あっという間に空が赤く染まります。日没を待ちつつ、時間とともに景色が変わっていくワクワク感も満喫しました。

時刻は18:00。いよいよ灯籠に明かりが灯り始め、シーキャンドルもライトアップ!

日が沈んでからは涼しい風が吹いてきて、ゆっくりと夕涼みを楽しむことができます。
まずは夕暮れの空に映えるシーキャンドルをバックに!

江の島灯籠は、江の島誕生の伝承「江島縁起」のストーリーがテーマになっています。屋外エスカレーター「江の島エスカー」の1区では江の島の伝説「天女と五頭龍(ごずりゅう)」の映像を楽しむことができます。

「江島縁起」に登場する天女の羽衣を思わせるような園内の飾りも、雰囲気を演出していますね。

優しく揺れる灯籠の光、シーキャンドルの周囲を彩るイルミネーションやライトアップ…浴衣で来場されている方も多く、普段の江の島とはまた違った雰囲気を満喫されていました。

すっかり暗くなると、島内の雰囲気がぐっと変わっていきます。ラストは江島神社のライトアップを楽しみながら、江の島の伝説をたどりましょう。

江の島の入口付近、両脇にお土産屋さんが連なる江の島弁財天仲見世通りの突き当たりが「江島神社」です。目に入るのはライトアップされた鳥居。その奥にある「瑞心門(ずいしんもん)」もさまざまな色の光に彩られます。

瑞心門には、江の島誕生の伝承「江島縁起」を軸にした物語を光と音で演出する「光の絵巻」が投影されていました。昼間とはまた違った幻想的な空間が出現します。

江の島誕生の伝承は、1500年ほど昔に遡ります。5つの頭を持つ「五頭龍(ごずりゅう)」が山崩れや洪水を起こし、村人を苦しめていました。そこへ天女が現れ、天女に恋心を抱く五頭龍を諭し、悪行をやめさせました。

瑞心門のライトアップは、この五頭龍と天女の出会いを描いています。「光の絵巻」は、瑞心門から江島神社の辺津宮(へつみや)までストーリーが繋がっているので、階段を上りながら物語を追いかけていきましょう。

暗いので足元にはご注意!瑞心門をくぐった先の石段を上っていくと、色とりどりの光が、天女が祀られている辺津宮へと導きます。

江島神社は島内にある3つの宮を総称しており、それぞれの宮には、海の守護神である女神さまが祀られています。

中津宮(なかつみや)と奥津宮(おくつみや)の間には灯籠が置かれ、境内がライトアップされています。

辺りが薄暗くなる頃、灯籠の優しい光が参道に沿って続いていくのが浮かび上がります。
よく見ると、場所によって灯籠の柄が違うのがわかります。

江島縁起が描かれたものや、北条時政が江の島にゆかりのある人物であることから、北条家の家紋「三つ鱗」が描かれたものもありました。細かいところにも注目しながら歩いてみると、より江の島の歴史を楽しめるのではないでしょうか。
島全体が色とりどりの光に包まれ、心も自然と穏やかに。島内の散策とともに、夕涼みを楽しみました。

さて、今回のふじさわキュン♡ぽたはここまでです。江の島灯籠と湘南のビーチ…海が主役の藤沢は、夏がいちばん輝く季節なのではないでしょうか。海岸線付近を自転車で走りながら、賑わう海の景色を眺めるのもこの季節ならでは。ぜひ湘南の夏を満喫しに来てください。

それでは次回もお楽しみに!

【Information 1】
▼藤沢市
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp

▼藤沢市観光公式ホームページ
https://www.fujisawa-kanko.jp/

▼ふじキュン♡
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kouhou/fujikyun.html

▼Daytona Mobility
https://mobility.daytona.co.jp

▼辻堂海水浴場(辻堂海岸)
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/tsujido/01.html

▼神奈川県立湘南海岸公園
https://www.s-n-p.jp/shonankaigan_park/

▼片瀬西浜・鵠沼海水浴場
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/katase_kugenuma/12.html

▼ブルーフラッグについて
https://blueflag-japan.org/blueflag/

▼聶耳記念碑
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/katase_kugenuma/19.html

▼江の島灯籠2023
https://enoshima-seacandle.com/event/enoshimatourou/

▼江の島岩屋
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/enoshima/17.html

▼江の島シーキャンドル
  サムエル・コッキング苑
https://enoshima-seacandle.com

▼江島神社
http://enoshimajinja.or.jp

【Information 2】
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