長山元太/ANTIVIRAL

2023年8月27日をもって、アンチヴァイラルは閉店となりました。大切にしてくださった…

長山元太/ANTIVIRAL

2023年8月27日をもって、アンチヴァイラルは閉店となりました。大切にしてくださった皆様ほんとうにありがとうございました。●煙草/珈琲/芸術/小説/クラシック好きです。

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最近の記事

シルバーアクセサリーで始まる小説

彼女がシルバーアクセサリーを付けると、何かが変わる。彼女は輝きを放ち、存在感が増す。私はそんな彼女の姿を見て、いつも小説の中の登場人物のような気がしていた。 彼女はいつも自分流のファッションで、周りとは違うスタイルを追求していた。その彼女が付けるシルバーアクセサリーは、彼女のファッションセンスをさらに引き立てる。 私が彼女に勧めたのは、あの小説だった。彼女は手に取り、深く読み込んでいた。その小説の世界に彼女は夢中になり、自分自身もその世界に浸っていた。 そして、ある日彼

    • 作る事、創る事、ブランドのこと。

      久しぶりの更新になりました。 しばらく文章を長く書くことから離れてずっとお店のことや制作でいっぱいいっぱいになってたので、ブランド終了を決断してから肩の荷が軽くなったのを機に、改めて文章を書くことに向かってみた。 もう既にSNSやお店に来てくれた方々へは、自分が2015年から続けてきたブランド「SURREALISTE」のブランド終了の告知をしました。 正直に言うと、自分でもブランド終了をすることを決めるとは思いにもしてませんでした。 インタビューを受けて記事にして頂いた内

      • 写真展【Still of Fragment】のご案内

        この度、長山元太の初となる写真展「Still of Fragment」を開催する運びとなりました。 ⁡ 「写真」という表現は自分を映し出す鏡だと思います。 私はジュエリー制作を続ける中で、「自身の根底に混沌と存在し続けている創作の源は何なのか」という問いに向き合い続けてきました。今回の展示では写真という鏡に映した自身の姿が、問いに対する1つの答えになると考えました。 現在のジュエリー制作にも繋がる心の内側を、「写真」という別の側面から感じていただければと思います。 ⁡

        • SURREALISTEの世界

          前回の章では、SURREALISTEの新作について1部ご紹介しました。この章では引き続き、過去のSURREALISTEについてを交えつつ、「SURREALISTEの世界」を描こうと生きた男の話を深く掘り下げながら、新作と併せて皆様にご紹介していこうと思います。 これを読み終えた頃、貴方もSURREALISTEの虜になっていることでしょう。そんな烏滸がましいスタンスですすめていきますので最後まで御付き合いくださいませ。 【SURREALISTEを構築するイメージ】今までにS

        シルバーアクセサリーで始まる小説

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        • 独り言
          7本
        • お店について。
          2本

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          SURREALISTEの解像度

          久しぶりの更新となりました。 先月7月17日にANTIVIRAL一周年イベントとSURREALISTE新作展示会を終えて開催までにバタバタバタバタバタバタb.....としてて、あっという間に1ヶ月経ちましたね。忙しかった(同時タスクができない)っていう口実に更新しようと思いつつも出来ずじまいでございました。(言い訳) そんな本日は、SURREALISTE新作展示会で発表した新作たちを少しご紹介しようと思います。 アメブロの方にはざっくりとした感じで既に書きましたが、こちらで

          SURREALISTEの解像度

          「答え」の見つけ方

          つい先日、考え事をしていました。 所謂、「答え」の無い考え事です。「幸せって何だろう?」「自分の楽しいことって?」「どこに向かって生きていけばいい?」みたいな類のようなのです。そんなことを考えてると、もう一人の自分を作って自問自答のようなことを始めます。 「なんでそんなことを考えているんだい?もっとシンプルに行こうぜ。」 「そんな弱さを持ってるのは愚かだよ」 などと好き勝手にもう一人の自分は言い出します。そこで長山は思いつきました。架空のキャラクターに自分のことを言わせ

          「答え」の見つけ方

          独断と偏見による香水ベスト5

          皆さんは香水はお好きだろうか? 香りというのは、不思議なもので、出来事を記憶する脳の機能と鼻は直結しているので、香りによる記憶がされやすいらしい。 街中を歩いてると「あ、昔の恋人が付けていた香りだ…」と急にその時の記憶がフラッシュバックしたり、食べ物の匂いなら「あの時食べたお袋の味…」など瞬間的に脳の中の再生ボタンが押される。 そんな長山、匂いフェチというのもあり、百貨店に行っては香水コーナーに入り浸ることが多い。 そして今回は、独断と偏見による長山オススメの香水ベスト5

          独断と偏見による香水ベスト5

          好きな事を仕事にするってどういうことかしら。

          皆さんこんにちは。 本日は雨風の強い日で、雨にも負けず風にも負けずの強い気持ちで行きたいですが、雨にも風にも弱い長山です。 そんな少しおセンチメンタルな日には、自分がおセンチメンタルな時によく考えるテーマで今回書いていこうかなと思います。 お時間ある方は5分ばかりお時間をくださいまし。 仕事と趣味の線引き長山の現在の職業、シルバーアクセサリーブランドのクリエイター、セレクトショップのオーナー。 以前の書いた「長山元太という人」で、好きなことを仕事にしていきていきたい

          好きな事を仕事にするってどういうことかしら。

          長山の店ってどんな店なの?

          こんばんは。今日も1日お疲れ様です。 はい、この一文note書き始める時に出てくる例文なのですが、読んでくれている方々の大半は、ちょうどお仕事終わって家でこのnoteを読んでくださっているかなと思い書いちゃいました。 今回は、「ANTIVIRALってどんなお店?」というテーマで書き進めていきます。 シルバーアクセサリーをメインとしたセレクトショップ お店は東京都江東区森下にあり、駅から徒歩1分の場所にひっそりと構えています。営業しているときはティファニーブルー色の建物

          長山の店ってどんな店なの?

          足元って見ちゃうよね。

          皆さんは、お洒落をする時に最初にどのアイテムを選びますか? アウター、シャツ、カットソー、パンツ、靴。。。人それぞれ好きなアイテムがあって気に入ったデザインで選ぶと思います。 そしてクローゼットを開いた時、「コート沢山あるなぁ」「パンツ買ってるなぁ」とか、なんとなく感じたことありませんか。 ん?長山はどうなの?(天の声) そんな長山はどのアイテムも迷ってしまいますが、選ぶならばやはりブーツ(靴)でしょう。 男性ならば革靴、スニーカー、スリッポンなど、女性ならピンヒー

          足元って見ちゃうよね。

          シルバーアクセサリーってのはね…

          皆さんはシルバーアクセサリーって付けてますか? いやいや、これシルバーアクセサリーに限らずアクセサリーって付けますか?って聞くほうがいいかもしれない。 「付けてます!」って方は、何に惹かれて身につけていますか? 「付けてない。。。」と言う方は、アクセサリーにどんなイメージを持っていますか? 書き出しから質問ばかりですいません。これらの答えは人それぞれ沢山あると思いますが、これから書くことはシルバーアクセサリーって「モノ」に対しての作り手視点からのお話です。 シルバーアク

          シルバーアクセサリーってのはね…

          調子乗った長山青年、悪魔に召される?!

          どうもこんにちは。 またお会いしましたね。前回のnoteで簡単な自己紹介を書くはずが思ってた以上に長くなってしまいました。そして今回は「長山元太という人(Part1)」に引き続き「長山元太という人(Part2)」でお送りします。 「お前の昔話や、お前の武勇伝なんてキモいからさっさと制作してろ!」と思われる方も中にはいらっしゃると思いますが、そう思われた方は速やかにこの画面を閉じて速やかにYouTubeを開き、プイプイモルカーでも見てくださいまし。 そんなこんなでウキウキワ

          調子乗った長山青年、悪魔に召される?!

          長山元太という人

          初めましての方も既にご存知の方も改めて初めまして。 東京の森下というところで自身のシルバーアクセサリーブランド【SURREALISTE】を中心とした、アパレルやレザーアイテムを扱うセレクトショップ【ANTIVIRAL】のオーナーをしている長山元太と申します。 日頃文章を書くことは主にアメーバブログ(独り言)がほとんどでしたがnoteでは少し文体と内容を「見てもらう人が居る」視点で更新していこうかなと思い書いている所存です。 まぁ先に言ってしまえば「薬にも毒にもならないコ

          長山元太という人

          置かれる位置の問題

          ジャコメッティは肖像画を何度も破ったり塗りつぶしたりしては、永遠に絵が完成しなかったという逸話の持ち主である。 アトリエが散らかってたり、金に対して無頓着だし、かと思えばお金の隠しどころは考えて悩むし、完璧主義なのかどうなのか。 モノを何処に置くのか、ということに異常な拘りを持ってる所で代表的なのは、カフェテーブルに座り、コーヒーカップをテーブルの何処に置くのか彼なりの「正解」があり、その場所にそれが置かれていないと非常に気分を害すらしい。 そんなことを考えながら、

          置かれる位置の問題