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足元って見ちゃうよね。

皆さんは、お洒落をする時に最初にどのアイテムを選びますか?

アウター、シャツ、カットソー、パンツ、靴。。。人それぞれ好きなアイテムがあって気に入ったデザインで選ぶと思います。

そしてクローゼットを開いた時、「コート沢山あるなぁ」「パンツ買ってるなぁ」とか、なんとなく感じたことありませんか。

ん?長山はどうなの?(天の声)

そんな長山はどのアイテムも迷ってしまいますが、選ぶならばやはりブーツ(靴)でしょう。

男性ならば革靴、スニーカー、スリッポンなど、女性ならピンヒール、スニーカー、厚底ブーツなど沢山の種類の靴がありますよね。(服も沢山あるけど)

足元ってコーディネートで見た時にトップスやパンツよりも視界に入りにくい部分のアイテムだと思います。
しかし、コーディネートの印象を決める重要アイテムとして、靴は驚くほどに大切な役割を果たしているのです。


例えば、ピンヒールを履いた女性は身長が高く見え、踵が上がることで姿勢が伸びるので凛として美しさが際立つ印象があります。

そして、スニーカーのようなシルエットが丸く素材もレザーではなくナイロンやキャンバス地などツヤ感が少ない靴を履いた場合、カジュアルで柔らかなリラックスした可愛らしい印象を感じますよね。

女性を例にしたのには理由があります。
女性は男性に比べて靴に対する関心が高い傾向にあるからです。世界の婦人靴市場は、紳士靴と子供靴市場を足して合わせても婦人靴市場より少ないと言われる程に婦人靴市場は大規模なのです。
そのデータから靴好きな女性が多いというのを示しています。

足元が変わることで、コーディネート全体の印象が変わる事を理解し、靴が大好きで靴の理解が深いのは女性が圧倒的。
大袈裟に言うなら男性よりも圧倒的に多いと言っても…過言です。(でも過言ではないと言える位、婦人靴市場すごい)

その前置きを置いた上で話を戻しますと、自分にとって大好きなブーツというのはコーディネートを考える上で全体の土台となる部分なのです。所謂、大っきい柱みたいなもんなのです。

今日履くブーツが決まれば、下から上に次々とパンツ→トップス→アウター→アクセサリー→ハットという感じに、「エレベーター式コーディネート」で組んでいきます。

そうして組み上がったコーディネートは、何故か勝手にまとまりが良くなるんです。(暴論)もちろん、人それぞれ好きなジャンルのスタイル(アメカジ、モード、カジュアル、古着など)や、テーマ(リラックス系、知的系、80年代90年代など)があるので、それらに合わせたアイテムをチョイスをしていけば自然とスタイルはまとまっていきます。

しかーし、足元の重要性を長山による個人見解によって説明するならば、

「靴から先に選んで決まっちゃえばすぐ出かけられるじゃん。服決まっても靴決まらなくて迷ってたら永遠に外に出られないじゃん(暴論)」

もうこれは暴論中の暴論です。
靴決まらないくらいで大げさか!!!!って声が飛んで来そうですが、それは一旦お口ミッフィーちゃんにして引き続き懲りずに読んでやってください。

ここからは、長山のブーツ愛について語彙力全開で話していきますのでご了承ください。

んじゃそんな好き好き好きだーいすきって言うなら、どんなのが好きなのか見せてみろよ!渾身のブーツをよ!!」(天の声)

はいはい、そう大声で言われなくても勝手に見せますとも。

Brand・m.a+
[Tall buckle boot]

いやーーーー最高。
もう文句なしの眼福。
トゥの外ハネの曲線美。
そして左足のベルトに付けられたシルバー製で作られた「➕」のロゴがエッチ。

「ま?たす?」「えむえーたす?」
nonnon…「エムエークロス」(➕のとこクロスって読むんだよ)
はいはい、落ち着いて落ち着いて、言いたい事があるのは分かる。

まぁこのブーツをよく眺めてくれよ。このブーツの良さはなんと言っても、無骨さとドレッシーさを併せ持った絶妙なバランスが取れたシルエットの美しさ。

本来この手のエンジニアブーツの形はトラディショナルな製法としてグッドイヤー製法(詳しくは割愛)で作られる。

よってコバの出る無骨なシルエットとソールの分厚さが特徴なのだが、m.a+のブーツは、ドレスシューズに使われるマッケイ製法(詳しくは割愛)によって作られている。
マッケイ製法はコバを出さずステッチワークを表に見せないためスッキリとセクシーな綺麗な印象を与える。

敢えてその製法で作ることにより、エンジニアブーツという無骨なシルエットを外ハネを強めにかけてシルエットを綺麗にし、無骨ながらセクシーさを感じさせているのですよ。

この良さ分かりますか?
あー、好みの好き嫌いの次元では無くてですね…えぇ…はい…
そうですね…うん…理解し難いでしょう…
そのお気持ちはお察しします。(早口)

…あ。失礼しました。
つい興奮のあまり取り乱していたようです。
この一見他のエンジニアブーツと違いが分かりにくいと思われるブーツの魅力は、大変伝わりにくいでございます。

しかし、もうここまで読んでくださってる方々は、もうお分かりでしょう。ご自身にもそのような「偏執」な一面があるということを…(無い方もいらっしゃると思いますすいません)

自分は、靴好きである前に服が好きです。靴好きに目覚めるまでの間は、ジャケットやシャツが大好きで鏡の前で着てみて気分が上がりやすいものでした。

しかし、靴に関しては服ほど熱が持てずにいました。服は変わり続け靴は毎回同じ(無難なやつ)。

そこで次々に出る新作の服に目移りして自分のスタイリングがブレているなと感じた時、「なんで満たされないんだ…」とあしたのジョーが燃え尽きた後みたいに足元を眺めた先に、「ブーツ」が居たのです。

お前だけ取り残してたんだな、本当に大切だったのはお前だったんだな…ごめんよ…

なんてことをブーツに語りかけ始めました。
それからというもの、親友の靴好きの影響もあって靴を偏愛するようになりました。
そしたらどうでしょう。あれだけ彷徨い続けた服の樹海から抜け出していたのです。

足元を見るとそこには美しい草原(ブーツ)があり、そして顔を上げるとそこには力強く天に伸びるように聳え立つ立派な樹木がそこにあったのです。(自分のスタイル発見した瞬間の長山ワールド)


…あぁ、いけないいけない、また興奮のあまり別な所へ意識が飛んでしまっていたようです…。

話を戻しに戻しますと、足元って見ちゃうんですよね。自分のも友達や先輩や街中の人や電車の中の人も。

足元から見えてくるその人の印象ってのがきっとあると思います。そして、こうなりたいって自分の理想を反映する大きな存在だなと自分は思います。
体を支える役目としての足元、自分を表現する為の足元。

これを読んでる貴方も、迷い苦しみ先の見えない樹海をに迷った時、立ち止まって足元を見つめ直してほしい。きっと歩む道が見えてくるはず。

そこに美しい草原が見え、その先には必ず立派に聳え立つ樹木がある。それは必ずや自分の心の中にスタイルの柱となり現れてくれる。

「なんかしっくりとハマらないなぁコーディネート…」と思われた方、是非最高の靴を探す旅に出てみてはいかがでしょうか?

その旅先の中に、江東区森下で「ANTIVIRAL」というお店を構える場所に、もしかしたら貴方の探す答えがあるかもしれません。

「求めよさらば、与えられん」

では、またここでお会いしましょう。

※今回の内容は全て長山の独断と偏見による個人的見解となりますので、異論は認めますがクレームは認めません。お問い合わせはお店まで来てくださいまし。

Brand・VANITAS
Item・One piece backzip boot
Price・¥99,000-
Shop・ANTIVIRAL

ANTIVIRAL
〒135-0004
東京都江東区森下1-11-8 2F
営業時間14:00〜21:00
都営新宿線 / 大江戸線「森下」駅
A3番出口より徒歩1分

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