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学園祭『One day 1 story』ノベルリレー小説

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札幌デザイン&テクノロジー専門学校・ノベルコースによる学園祭用マガジンです。6月10日、11日にリレー小説を投稿する予定です!
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2022年6月の記事一覧

Recover7

「待たせたな」  感動の再開にラルスがややひきつった笑みで言った。極大の鎌を受け止める腕…

Recover6

前へ、前へ、走る。小さな足を前へ、とにかく前に足を進める。 「おい、ガキ待て‼」 今は追…

Recover5

レイモンドと一緒に冒険することとなったラルスはレイモンドに案内を頼み、森を抜けた。森を抜…

Recover4

 ラルスは森の中を彷徨ううちに、一際開けたところに出る。嘗て冒険者だった時は、聖水の湧く…

Recover3

   一方その頃、レーナは目隠しと猿轡をされ、手足をロープで縛られた状態で檻の中に閉じ込…

Recover2

 レーナは昔からいたずら好きで、よく親であるラルスをからかっては楽しんでいた。いつも元気…

Recover

 その日は、彼の人生で忘れることの出来ない一夜となった。    農夫のラルス・フェンツ・シュタイナーは、夕焼けに照らされた畑を去りいつもの様に自宅に帰っていた。   春も終わりに近づき暖かな風に吹かれる中ラルスは、これから忙しくなる。と、若干の憂鬱な感情を覚えつつも、ラルスはそれをやり遂げて見せるという絶対的な強い意志を持ち合わせていた。  ラルスには娘がいた。齢にして九つの少女レーナは、彼にっと亡き妻の忘れ形見であり、唯一にして最大の宝だ。だからこそ、ラルスは冒険者として

ヤンデレVSツンデレ7

ブランコの揺れる。甲高い金属音からが聞こえ、子供の楽しい声の幻聴が遠くから聞こえてきそう…

ヤンデレVSツンデレ6

「お帰り」  さも当然と言った様子で、八雲さんは言う。言葉を返すより先に俺は部屋を見渡し…

ヤンデレ v s ツンデレ5

気がついた時には、俺は病室のベッドの上にいた。 「痛てぇ……」 背中の傷が痛む。医者はあ…

ヤンデレvsツンデレ4

言い争う二人を見ていると、講義の時間が迫っていることに気が付いた。 「千歳さん、旭! 講…

ヤンデレVSツンデレ3

「先輩どうしたんだろう、心配だな…」    先輩が通るであろう道で待ち伏せて十数分。いつも…

ヤンデレvsツンデレ2

ヤンデレの八雲千歳に好かれてしまった主人公神恵田北斗は千歳の願いもあり一緒に登校すること…

ヤンデレvsツンデレ

神恵田 北斗はこの春から札幌デザイン&テクノロジー専門学校に通い始めた専門学生。 因みに将来はラノベ作家を目指している。 そんな北斗だが最近、妙に辺りから視線を感じる事が多い。 アパートから出る時。 学校へ向かう時。 授業中。 バイトの時。 最近では部屋で過ごしている時でさえも。 視線を感じた方を見ても誰も居ない。 だから、一体誰が北斗を見ているのか未だに見当がつかない。 正直言って北斗は霊感は強い方ではない。 それに、誰かに付け狙われる様な事をした覚えなんて無い。 だから心