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フェミVS反フェミ問題 ~フェミニストという言葉の軽さ~

先ず、この流れをご覧頂きたい

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なるほど、と思った。

集団の連帯責任化

フェミVS反フェミ問題で争っている両派(フェミ・反フェミの両方)に言える事だが「フェミニスト(及び、その派生や亜種として生じている名称)という言葉、使うの(両方が同時に)止めたら?」と思う。
両派とも「フェミニスト」という言葉を、相手の集団をカテゴリ化するための呼称 又は 自分達の集団をカテゴリ化するための呼称として使っていて、「フェミニスト」(及び、その派生や亜種として生じている名称)という言葉を使い続ける事で、対立派閥を集団として見る姿勢(態度)が強くなり、より対立を深める結果になっている。

「フェミニスト」及び、その派生や亜種として生じている名称(この派生や亜種の中に反フェミニスト(アンチフェミニスト)と言う言葉も含まれる)を自称・他称する事で、対立派閥の人間とTwitter上で会話する際、対立派閥の人間を「個人」ではなく「集団」として見てしまう癖が、どちら側にもついているのではないだろうか?

この辺り、Twitter蟲毒の話に通じる物がある。

相手を「個人」ではなく「集団」として見た結果、互いに「お前らの集団はこんな事をしてるだろうが」と、対立派閥側の中の誰か一人が起こした問題を武器に、相手派閥側の"問題を起こした当人以外"をも攻撃してはいないか?

お互い、相手側派閥の誰か一人が問題行動を起こせば「集団の連帯責任」化させ合って争っていれば、そりゃあ対話や尊重という物は遠ざかっていくだけだろう。

集団の連帯責任VS集団の連帯責任のぶつけ合いなんて、現実では「宗教戦争」と呼ばれる様な物。

対立する思想側の相手と話す時、相手を「個」として見よう、相手に「敬意」を持とうという姿勢が皆無な所が、フェミVS反フェミ問題を複雑化させる要因なのではなかろうか?どちらにも言える事だが。

全体的に見ると、対立する思想の相手を「個」としてない、相手に「敬意」を払わない傾向は、反フェミ側に特に色濃く表れている様に私には見えた。

その最たる例が、「これフェミ」登壇時のS識A論の態度だろう。

集団の連帯責任化加速の流れの中で現れた

こうした、双方が「個」の問題を「集団の連帯責任化」させる中で現れたのが、下記の記事で述べた、自称女子高生フェミニストだ。

この自称女子高生フェミニストは、第三波フェミニストを名乗っていた。

冒頭でアラ父さんが指摘している通りだ「新しい派閥」を名乗って、自分達の属する派閥に不都合な歴史をリセットした上で議論しようとしているだけ。

だが、それは対立思想を持つ相手からすれば「歴史をリセットして対話したいという負い目を持って議論しに来ようとしているのだから付け入る隙が増える」となる。ただ、そこに付け入ろうとする反フェミが「敬意の欠片も無いゲス」である事は否めないが。

「第三波」「過去の歴史に囚われない新しいフェミニストです」と歴史を放棄している辺り、日本の隣の半島国家が良くやる歴史リセットとやってる事は変わらない。
そう考えていた所「反フェミ」の側でも「第〇世代反フェミ」「第〇波反フェミ」等という事を言い出す人が(2020年3月頃から)現れ始めてきた。

何だろう、この低レベルな争いは。

フェミ側と反フェミ側のどちらもが、争いが複雑化し、集団への連帯責任化のぶつけ合いを続ける中で、「いや、(自分達側の)前の世代のやった事は前の世代のやった事で新しい世代には関係ないから」「でも、そちらの集団はまだ世代交代してないでしょ?世代交代してないんだから、貴方達のやってる事は連帯責任でしょ」という事をやり始めている。

フェミと反フェミの争いは、争いが続いている内に「日本の隣の半島国家VS日本の隣の半島国家」レベルに落ちてきたと言わざるを得ない。

波(世代)が増える事で

波(世代)が増える事で「フェミニスト」(及びそれに類する名称・亜種名称(「反フェミ」含む)という言葉がどんどん軽くなって行っている

フェミニストに言いたい。
「もう、お前らフェミニスト名乗るの止めろよ」

反フェミニストに言いたい。
「もう、お前ら反フェミニスト(アンチフェミニスト)名乗るのやめろよ」

片方ずつに別個に言うのではなく、"両方に同時に"言いたい。

フェミニストや反フェミニストという名称は、お前ら(フェミニスト・反フェミニスト)の行動を正当化するための御旗じゃないし、御旗にするな!

今必要なのは

今必要なのは、お互いに相手に属性を貼り付けて集団の連帯責任化する事ではなく、争いの原点に戻って、互いに自分の属性を捨てて「個」対「個」として話す事なんじゃないのか?

と言ったところで

と言ったところで、現在の「フェミVS反フェミ」の流れは互いに

「お前がフェミ(反フェミ)を止めるまで、殴るのを止めない!!」

と殴り合っているのだから、この記事を読んで感銘を受けて、両方に
「フェミニスト名乗るのやめよう」「反フェミニスト名乗るのやめよう」
「個人対個人として話しましょう」等と言う人は多分現れない(特にTwitterでは、その仕様上、一対一での会話を成立させるのは非常に困難である)から、「フェミVS反フェミ」の争いは、これからも無益に続いて行くんだろうなと思う。

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