iPad Proを持つ僕がKindle Paperwhiteを購入したたった1つの理由
はじめまして、mixiという会社でUXデザイナーとして働いているsubaruです。
突然ですが、世の中にある製品やサービスが私の潜在的または顕在的に抱える「ユーザーペイン」をどう解決しているのか言語化し記録しておくために、noteを書いていきたいと思います。
そんなはじめましての題材に選ばれたプロダクトはKindle Paperwhiteです。
結論からいうと…
僕にとってのkindle PaperWhiteは「寝る前に本を読める」という体験が最大の価値となり購入しました。
Kindle Paperwhiteってなに?
ご存知の方がほとんどかと思いますがAmazonが販売しているKindle専用のタブレット端末です。
Amazonの説明文を引用するとこのようになります。
・読書のための専用端末 - E Ink(イーインク)ディスプレイで、紙のように読みやすい。直接目を照らさないフロントライト方式だから、目に優しく、長時間の読書でも疲れにくい。本数千冊(一般的な書籍の場合)がこの一台に
これまでのKindle Paperwhiteの中で最も薄く、最も軽い。ベゼルがフラットになったモダンなデザイン。300ppiの高解像度で、小さな文字もくっきりキレイ。反射しないディスプレイだから、明るい陽射しの下でもまぶしくない
防水機能搭載(IPX8等級)。ビーチでも、プールでも、お風呂でも快適に読める
・長時間バッテリー。一度の充電で数週間利用可能
・明るさ調節により、屋外でも室内でも、昼も夜も、快適に読書
・700万冊以上の本、マンガ、雑誌、洋書を低価格で。日替わりセールほかお得なタイトルも
・プライム会員なら、追加料金なしで対象のタイトルが好きなだけ読み放題(Prime Reading)
前提条件
まず僕が今までどういったライフスタイルで読書をしてきたかを簡単に共有します。
・電子書籍で販売されている本に関してはすべてKindleで購入している。
・本を読むときは仕事が終わり家に帰りお風呂に入った後。
・ビジネス本やデザイン関係のジャンルが多い。
・UXデザインなどは体系的に学べる場所がなく、本から学ぶことが多い。
・iPad Proを所持しKindleアプリを入れている。
・メインで使っている携帯iPhone XS MAX にもKindleアプリを入れている。
僕はKindle PaperWhiteの10倍ほどするiPad Proを所持しながらなぜKindle PaperWhiteを購入したのでしょうか?一見すると何不自由ない環境にも思えます。
ユーザーペイン
そのような状況下で僕が抱えていた痛みとは「液晶ディスプレイから発せられる光によって寝付けが悪くなり睡眠の質が下がる」
睡眠の質が下がることによって仕事のパフォーマンスは落ちるという事実がありました。しかし本を読まないということは知的労働においてはスループットが低下する要因でもあり成長のスピードも下がり死活問題になりえます。
一応補足すると、液晶ディスプレイが寝付きが悪くなることは科学的にも根拠のある話です。
下記より引用
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/qa/155.html
自然な睡眠を誘う「メラトニン」というホルモンがありますが、スマホなどの光を夜に浴びると、このメラトニンの分泌量が抑制され、寝つきが悪くなってしまいます。
ソリューション
そんな相反するような状態で生活を続けている中で見つけたのがKindle Paper Whiteでした。
電子ペーパーというテクノロジーが「寝る前に本を読める」という体験を生み出してくれました。Kindleには他にもたくさんの機能がありますが僕がほしかったのは「寝る前に本を読める」という体験だけでした。
上記がを実現できると思ったから「16000円もするのに本しか読めない白黒のタブレット」を購入という意思決定を下しました。
実際は買ってみた後の体験はどうだったか?
期待通りだったところ
・iPadやiPhoneと比べて確実に寝付きがよくなった上で読書を毎日できている。
期待どおりではなかったところ
・動作がワンテンポ遅くもっさりしている(特にマーカーが致命的)
・連番対応が何もなくリスト上に延々と並び読みたい本を探すコストが高い
・(ポジティブな意味で)スマホと違って通知が来ないので本を集中して読める
ハードウェアとしては優れているがソフトウェアは優れていないというのが正直な印象です。
まとめ
・iPadやiPhoneでもKindleは使えるが満たせていないニーズがあった。
・僕が欲しかったのは「寝る前に本を読める」という体験であり見た目のデザイン、ブランド、詳細なスペック、防水などの機能ではなかった。
・上記の体験を手に入れるために僕は16000円を支払った。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。TwitterでもUXデザインを中心としたツイートをしていくのでよろしくお願いいたします。
本の購入に使わせていただきます!