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去年の10月に行った、オランダのダッチデザインウィークでのこと。 展示物の中で、何やら木材がキラキラ光っているなぁ、と気になったものがありました。 +++ なんだろう?と思って解説文を読んでみると、とても面白い研究。 昨今のファッション業界で流行っている、きらめく系の顔料・染料を、生分解性のあるものに置き換えられないか?というアアルト大学で研究されている内容でした。 現在、流通しているキラキラさせる顔料・染料は有毒だったり、プラスチック由来のものだったりするそうです。 自
デザインとその周辺を扱うポッドキャストTakramCastでロベルト・ベルガンティ教授の「意味のイノベーション」をテーマに収録をしたところ、Twitter上でちょっとした反響がありました。 イノベーションプロジェクトではよく「デザイン思考」が用いられますが、それだけでは片手落ちです。ときによって「意味のイノベーション」を使ったり、両者の要素を組み合わせたりしていきたい。実際、欧州委員会ではこの二つをデザインの両輪として扱っています。 2017年5月25日にミラノ工科大学で
最近は、画像投稿が多かったので、久々にテキストでの投稿を。 オランダに行ったときに実感したデザインのことを少々。 +++ 妖しく紫色に輝く、天井。なんだここは?って感じですよね。 これは、オランダのけっこう有名なホテルの天井です。 ホテルって言いますけど、この紫っぽい雰囲気とは関係なく(苦笑)、 一般の方が普通に宿泊施設として利用できるホテルです。 その証拠に(?)、下の写真は、このホテルの1Fのレストラン。 だいっぶ雰囲気違いますよね! 私は、このレストランを見てから
穴が空いたり、小さなシミができてしまった衣類の補修に、ダーニングという技術がある。ダーニングマッシュルームとよばれるキノコ状のツールを使って、毛糸や刺繍糸で穴を補修するものだ。 ようするに "かけはぎ" なのだけど、ダーニングには " 装飾ダーニング " と呼ばれる、あえて目立つ色の糸を使って繕うことで、補修跡をワンポイント刺繍のようなアクセントに生まれ変わらせるものがある。 裁縫が得意でなくても簡単にでき、下手で目が揃ってなくてもそこが味になる、魔法のような補修技術だ。※
青木淳建築計画事務所出身の村山徹さんと、山本理顕設計工場出身の加藤亜矢子さんが共同主宰する設計事務所「ムトカ建築事務所」が、改修を手掛けた東京の住宅「天井の楕円」を見学させてもらいましたので、その様子をレポートしたいと思います。 *** まずこの改修作品の前提条件から説明していきましょう。 もともとの建物は、建築家の葛西潔さんが設計を手掛け1997年に完成した「銀の木箱」と名付けられた作品です。(こちらで竣工当時の写真が閲覧できます。) (引用:http://www.
全ての「良いものを創りたい」方へ。 なぜ人は組織でモノを創るのでしょうか? 「共創」というキーワードからこれからの組織でのモノづくりを紐解いていきます。 この内容は【オンライン開催】Cybozu UX Cafe 理想のデザイン組織について語ろうにて登壇発表したものです。 以下はスライドの抜粋になります。 歴史から学ぶこれからの未来を見通すためには、これまでの歴史を知ることがその近道になります。 まず役割が生まれ組織になった古代より人間社会では「社会的分業」が行われてい
こんにちは、現場の前田です。 今回は、株式会社キギの大坪メイさまにお声がけいただきまして、江戸時代からつづく老舗 山本海苔店さまの、国内外の方に向けたブランドカタログの箔押し加工をお手伝いさせていただきました。 加工を施したのは、この冊子を取り巻く黒い部分。 そう!こちら、箔押し加工によって表現した 「 海苔 」 なんです。 海苔カタログの制作には、とても嬉しいことに、私が以前 note に書かせていただいた箔押し実験の記事を読んでくださったことがきっかけとなって、お声
プロダクトデザインを中心に、商品開発に関連するさまざまな業務を行っています。地場産業の職人さまとの直接の取引や、初めてデザイナーと取引する方との仕事も多数経験しております。 また日本国内どこでも、直接ヒアリングに訪問いたします。ご相談は無料にて承っておりますので、 お気軽にご連絡ください。 info@taiseimishima.com お仕事のご依頼・ご相談はこちらまで。 TAISEI MISHIMA DESIGN プロダクトデザイナー 三島 大世 業務領域・家具、