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読書時々漫画

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ミステリーが多いのですが、読後の気持ちを残せていけるといいな。重複購入を避けたい。
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#小説

罪と祈り

罪と祈り

貫井徳郎先生の「罪と祈り」です。

2020年9月に読んでいたのですが、こちらでの紹介は遅くなりました。

登場人物やあらすじを長めに紹介です。
そして、最後にネタバレしています。

濱中亮輔 会社が倒産し、現在無職の30代。
濱中辰司 亮輔の父。元警察官。遺体で発見。
芦原賢剛 亮輔の幼馴染。警察官。
芦原智士 賢剛の父親。1989年に自殺。
岸野 捜査一課の刑事。賢剛と共に辰司の事件を捜査。

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夜の底は柔らかな幻(下)

夜の底は柔らかな幻(下)

見出しは、Amazon画像です。

結論から。

えええええええ!!!

そこで止めるううううううううるるるるるるるうるるるるうううるるるうるるううううううんんんんんんんん!!

だった。。。。

色々と見せられて、分からず終わる。

全員揃って、いざ。
さああ、いざいざ!!!

んん?
あれれ。

神山って、結局どうなった?
屋島先生は、なぜ黒塚と子供を連れて落ちた?
屋島先生と黒塚はどうなった

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夜の底は柔らかな幻(上)

夜の底は柔らかな幻(上)

見出しは、Amazon画像です。

3月に「終わりなき夜に生まれつく」を読みましたが、シリーズとしては、こちらの作品が先です。

こちらの作品に登場する人物、その前談集が「終わりなき…」でした。

恩田陸先生の作品です。

国家権力も及ばない、治外法権の地である途鎖国は四国にあり、ここには在色者と呼ばれる特殊能力を持った者が多い。
闇月といわれる時期には、在色者たちが、途鎖で君臨する導師の地位をめ

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アンフェアな国

アンフェアな国

秦建日子先生の作品で、刑事雪平夏見シリーズの第5作になります。

古本屋で購入したハードカバーを読みましたので、Amazon画像もハードカバー版です。

今作もスイスイ読み進めることができます。

日韓関係を題材に、今回もキャラクターの濃い登場人物が出てきます。
そして、殺人が起きます。

目的を実現するために、悪い者と手を組む者。
悪いことは悪いことと割り切り、派閥形成に勤しむ者。
回復を祈る者

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愛娘にさよならを

愛娘にさよならを

無駄に美人の女性刑事が主人公。

シリーズ4作目となる、秦建日子先生の小説です。

本作は、古本屋で購入したハードカバーを読みましたので、Amazon画像もハードカバー版です。

今回もスルスル読めました。

僅かな達成感さえ本人にわかるものではなく、苦労人で優秀者であることを周囲の者は認めているが、やってもやっても、こなしてもこなしても、努力しても努力しても、ほんの少ししか報われない。

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殺してもいい命

殺してもいい命

こちらも、秦建日子先生の小説です。

こちらも、Amazon画像です。

射殺事件が2回。
酒を飲み、タバコを吸い、家は汚く、検挙率は高い。
美人でスタイル良く、でも生活は乱れている。

そんな設定の中、元夫が殺され、第一発見者となる主人公。

こんなスタートをするこの作品は、このシリーズでの3作目となります。

これまでのシリーズの中で、一番叙述トリック感が強かったように思いますが、叙述ミステリ

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アンフェアな月

アンフェアな月

こちらも、秦建日子先生の小説です。

こちらは、Amazon画像です。

前回の「推理小説」末尾で誘拐事件が発生しているのですが、それが今回の「アンフェアな月」の序章となっています。

犯人を射殺したことで、離別している娘と上手く付き合うことも出来ず、犯人の策略によって2回目の射殺をすることとなった女性刑事が、今回は誘拐事件と連続殺人事件にかかわっていきます。

どんでん返しの要素もあり、今回

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推理小説

推理小説

推理小説。
秦建日子(はたたけひこ)先生の作品です。

こちらは、Amazon画像です。

家は汚く、酒が好きで、検挙率ナンバーワンの美人女性刑事が主役です。

話はテンポよく描かれているので、スイスイ読み進めることができます。

意欲的な点も多いだけに、好き嫌いが分かれる作風だと思います。
私は嫌いじゃないです。

篠原涼子さんが主演でドラマ化されましたね。

ドラマは見てないのですが、ドラ

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教場2

教場2

見出し画像は楽天ブックスです。

風間公親という警察学校の教官が謎解き役として登場する、短編集の第2弾です。

学校という設定からも登場人物が多いので、戸惑うところもありますが、短編だけにサクサク読み進めることができます。

このシリーズの最新作は、長編として出ているようです。

作者は短編ものが多く、また短編の評価が高い方なので、長編になった場合には更に趣向を凝らせることから、非常に楽しみに

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教場ゼロ

教場ゼロ

見出しはAmazon画像です。

長岡弘樹先生の、教場ゼロです。
教場シリーズとしては3冊目になります。

これまで、警察学校の教官を中心に描かれた教場は2冊出ていて、警察学校の教官役をキムタクが演じるドラマにもなりました。

もちろん主役ですけど。

今回の教場ゼロは、教官になる前の風間公親が、刑事を育てる先輩刑事として描かれています。

3作品いずれも短編集となっているので、気楽に読み

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明日の空

明日の空

見出しはAmazon画像です。

今回の本は、古本屋で購入してしばらく本棚を飾るだけになっていましたが、先日やっと読みました。

貫井徳郎先生の本です。

貫井先生の作品として慟哭が有名ですが、その他の作品も、救われない虚無感で終わるものが多いです。

私はその読後感に取り憑かれ、貫井先生の作品は結構読んでいます。

今回の明日の空は、やるせない虚無感もありますが、叙述的な部分を持ち合わせつつ、ど

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終わりなき夜に生まれつく

終わりなき夜に生まれつく

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恩田陸先生の本です。超能力者が出てくる話です。

超能力って、好きなんです。
大好きなマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」あたりも、その類に入りますよね。
スタンド欲しいので、誰か矢で突いてください。

四国に超能力者が多く住む独立国家的エリアがあるという設定で、能力を使うと副作用も生じる中、考えや行動から軋轢がくることになる「夜の底は柔らかな幻」の前説になるようです。

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