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読書時々漫画

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ミステリーが多いのですが、読後の気持ちを残せていけるといいな。重複購入を避けたい。
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2020年4月の記事一覧

愛娘にさよならを

愛娘にさよならを

無駄に美人の女性刑事が主人公。

シリーズ4作目となる、秦建日子先生の小説です。

本作は、古本屋で購入したハードカバーを読みましたので、Amazon画像もハードカバー版です。

今回もスルスル読めました。

僅かな達成感さえ本人にわかるものではなく、苦労人で優秀者であることを周囲の者は認めているが、やってもやっても、こなしてもこなしても、努力しても努力しても、ほんの少ししか報われない。

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殺してもいい命

殺してもいい命

こちらも、秦建日子先生の小説です。

こちらも、Amazon画像です。

射殺事件が2回。
酒を飲み、タバコを吸い、家は汚く、検挙率は高い。
美人でスタイル良く、でも生活は乱れている。

そんな設定の中、元夫が殺され、第一発見者となる主人公。

こんなスタートをするこの作品は、このシリーズでの3作目となります。

これまでのシリーズの中で、一番叙述トリック感が強かったように思いますが、叙述ミステリ

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アンフェアな月

アンフェアな月

こちらも、秦建日子先生の小説です。

こちらは、Amazon画像です。

前回の「推理小説」末尾で誘拐事件が発生しているのですが、それが今回の「アンフェアな月」の序章となっています。

犯人を射殺したことで、離別している娘と上手く付き合うことも出来ず、犯人の策略によって2回目の射殺をすることとなった女性刑事が、今回は誘拐事件と連続殺人事件にかかわっていきます。

どんでん返しの要素もあり、今回

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推理小説

推理小説

推理小説。
秦建日子(はたたけひこ)先生の作品です。

こちらは、Amazon画像です。

家は汚く、酒が好きで、検挙率ナンバーワンの美人女性刑事が主役です。

話はテンポよく描かれているので、スイスイ読み進めることができます。

意欲的な点も多いだけに、好き嫌いが分かれる作風だと思います。
私は嫌いじゃないです。

篠原涼子さんが主演でドラマ化されましたね。

ドラマは見てないのですが、ドラ

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教場2

教場2

見出し画像は楽天ブックスです。

風間公親という警察学校の教官が謎解き役として登場する、短編集の第2弾です。

学校という設定からも登場人物が多いので、戸惑うところもありますが、短編だけにサクサク読み進めることができます。

このシリーズの最新作は、長編として出ているようです。

作者は短編ものが多く、また短編の評価が高い方なので、長編になった場合には更に趣向を凝らせることから、非常に楽しみに

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人間の顔は食べづらい

人間の顔は食べづらい

見出し画像は楽天ブックスです。

新型コロナウイルスによって、哺乳類の全てがとんでもない疾患を発症してしまったが、唯一、人類だけに効果を発揮するワクチンと治療薬が見つかり、人間は野菜のみを食べて生活する時代となった。

ただ植物しか食べないため、人類は成長に支障が起きており、それを克服するため、日本のみが食用クローン人間を食べることを可能な制度を作り、経済的にも、生育的にも、日本が早々に復興し

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悪徳の輪舞曲

悪徳の輪舞曲

見出しはAmazon画像です。

今回は中山七里先生の、悪徳の輪舞曲です。

これで「あくとくのろんど」と読ませます。

贖罪の奏鳴曲(しょくざいのそなた)、追憶の夜想曲(ついおくののくたーん)、恩讐の鎮魂曲(おんしゅうのれくいえむ)、これらに続く4作目です。

さて、主人公は、弁護士の御子柴礼司です。

彼は少年時代に幼児を殺害し、バラバラにして人目の付くところに遺棄した死体配達人と呼ばれた

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教場ゼロ

教場ゼロ

見出しはAmazon画像です。

長岡弘樹先生の、教場ゼロです。
教場シリーズとしては3冊目になります。

これまで、警察学校の教官を中心に描かれた教場は2冊出ていて、警察学校の教官役をキムタクが演じるドラマにもなりました。

もちろん主役ですけど。

今回の教場ゼロは、教官になる前の風間公親が、刑事を育てる先輩刑事として描かれています。

3作品いずれも短編集となっているので、気楽に読み

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