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大人になれば分かるなんて嘘だった

まだまだ大人になりきれていない20代後半の一人の人間として思うこと
それは、大人になっても分からないことがたくさんあるということ。というか、大人ということ自体の意味もいまいちよく分かっていない。

最近、親について考えていた。
私からしたら当然年上で大の大人であるし、私も歳をとるにつれ親の気持ちとか、大人とはこういうことかみたいなのって分かってくると思っていたし、大人ならこうするもんかとかも分かってきて、もっと生きやすくなるもんだと思っていた。

大人になってもみんなそれぞれなんらかの事情を抱えていてそれぞれ悩みながら生きている。
その時の悩みや生き方、選択はその時のその人にしか決められなくて、大人だからという物差しはあるようで存在していなかったのだなと知る。

大人だから間違わないということもないし、大人だから的確な選択が常に出来るわけでもないみたい。
みんな子供の延長を今日も生きているのかもしれない。

これから何歳になろうとも自分で決めていくしかないようだ。大人になれば分かるなんて嘘だった。第一、何が"分かる"と思っていたのだろうか。

いくつ歳を取ろうが自分は自分で、ただ歳を重ねただけに過ぎない。常に考え模索し、選択しながら生きていくということがたまにとてつもなく負担で面倒になる。初めからレールが引かれていれば楽なのにとさえ思ってしまう。


今はただ、砂浜で波の音を聞きながらこれ以上ないほど鮮やかな水色の空をぼーっと眺めていたい。そういう選択が大人にはないのはどうしてなのだろうか。

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