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高嶋ちさ子ファミリーというコンテンツ

高嶋ちさ子さん大好きなんだけど、あの一家のドキュメンタリーは笑える上に
介護問題、毒親問題、きょうだい児問題にどう対峙していくか、
いろいろ示唆に富んでいて本当に素晴らしい。

「明るく毒を吐きながら笑いとばし、金はないよりあった方がいい」
これがちさ子流のサバイバル術なのだろう。

毒親と書くと失礼だが「ダウン症の姉を世話させる為にあなたを産んだ」と言う
母は世間一般から見れば立派な毒母である。

弱い娘なら衝撃でアイデンティティが揺らぎ荒れる。
が、ちさ子はそれを「自分の使命」と捉える。
その使命を授けた母を愛し、その使命がちさ子を強くする。
オスカルのような女だ。

お姉さんの我儘に振り回されながら、
「ほんと、殺してやりたい」
「ぶっ飛ばしてやりたい」
とキレまくるちさ子。

長男でありながら高齢の親やダウン症の姉の生活を
計画性もなく「そうなった時に考えればいい」
と、どこか他人事を言って妹任せなのを

「なぜ、実家のケアは息子ではなく娘の方が比重が重いのか」
ブチギレるちさ子。

そんなちさ子の姿に救われている人は多いだろう。

皆、心のうちに秘めて、我慢していた事をちさ子が代弁してくれるからだ。

しかも明るくて笑える。


人生には様々な問題や悲しみや悩みがあるが、結局のところ明るく笑い飛ばして
対峙していくしかない。


明るく笑い飛ばすには強さが必要である。

その強さを得る為に、ちさ子は肉やスウィーツを喰らい、
ゴルフや旅行で子供のようにはしゃぎ
素敵なドレスやブランドバッグできりりと美しく気分を上げる。

それには資本が必要なのでちさ子はめっちゃ働くのである。

自分の境遇にメソメソして閉じこもっているより、
よっぽど人生の生産性が高い。

なんてかっこいいのだろう。

そんな事を教えてくれる高嶋ファミリーコンテンツ。

皆、元気で長生きして喧嘩して、その姿をもっと見せてくれ!
と言いたい。

高嶋ファミリーに幸あれ!

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うまい棒とファミチキ買います