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映画 本 レビュー集

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記事一覧

映画の完成披露試写会の正しい楽しみ方

唐突ですが、carouselは皆、スクールゾーンの大ファンです。 特に好きなシリーズの一つに「映…

役を演じるのか生きるのか。小路紘史監督第二作 映画「辰巳」

大傑作のデビュー作「ケンとカズ」からなんと8年。ようやく完成した 小路紘史監督(キャラセ…

『THE FITST SLAM DUNK』の神懸かりオープニングに沸き立つ鳥肌の正体。

先日、上映が終了した大ヒットアニメ映画「The First SLAM DUNK」 私は当初、劇場で拝見する…

倍速視聴は勿体無い。93年制作 TBSドラマ「説得」

コンテンツの倍速視聴について思う事は、もちろんそれに向いたコンテンツもあるが中には淡々と…

高嶋ちさ子ファミリーというコンテンツ

高嶋ちさ子さん大好きなんだけど、あの一家のドキュメンタリーは笑える上に 介護問題、毒親問…

映画「ダイハード」ラスト3分の奇跡を分析する。

今更「ダイハード」のパート1が傑作である事は空が青く、ティモシーシャラメが美しいのと同じ…

「シン・ウルトラマン」におけるセクハラより恐ろしい美しさに取り憑かれた者達の狂気

とにかく速い! 1.5倍速で見ている感覚で大変な情報量でした。 私は怪獣の造形をもっとじっくり見たかった。 ピグモンとカネゴンとゼットンしか知らないレベルの私ですが 大変興奮して拝見しました。 リアルタイムで夢中で見ていた世代はどんな思いだったのでしょう。 ウルトラマンを初めて見た長澤まさみちゃんが 「これがウルトラマン。。美しい。。」 と言うのですが、多分これが一番庵野監督が言いたくてやりたかった事なんじゃないでしょうか。 そんなに作品に深い意味や意図はなく。 現在

引き算の芝居 足し算の芝居をラーメンに例える。

ドラマ「マイファミリー」 芝居の達者な演者達が誰一人「爪痕を残してやる!」といった欲深な…

ロック聖人となったエレファントカシマシ宮本浩次

2022日6月11日 全く行く予定のなかった宮本浩次の縦横無尽ツアーの代々木のチケットがたまた…

若さが皆無な若い新人監督による    奇跡のデビュー映画 「ケンとカズ」

覚醒剤の売買をするどん詰まりの男達の話という情報のみで拝見したが、 これが予想外の作風。 …

巧妙に仕掛けられたフェミエンタメ映画   「ラストナイト・イン・ソーホー」(ネタ…

「ホラーでありミュージカルでもある不思議な映画!」という「たまむすび」の 町山さんの解説…

ものすごいシンプルだけど、ものすごい大切な事。「死にたがりの君に贈る物語」

精神の若さとは視野狭窄である事なのかもしれない。 年を重ねて経験を積む事で、その視野は広…

毒親育ちの少年がオスカーを獲得するまで ブックレビュー『顔に魅せられた人生 辻一…

この本はいくつかの読み方が出来る。 一つは島国にいた物作りが好きな少年が、海を渡りハリ…

BL風にパッケージされた社会派人間ドラマ  映画「his」 感想

 『恋愛映画の名手、今泉力哉監督が宮沢氷魚君主演でBL映画を撮ったよ!at岐阜県山あいの町』 と聞けば「へー、『ブロークバックマウンテン』って感じかな?」と思って観たらあらびっくり!いい意味で期待を裏切られます。 そして傑作。 なんとこれ、後半は法廷劇になるんです。(ゲイカップルと嫁の親権争い) 「BL風にパッケージされた社会派人間ドラマ」というのが映画「his」の正体なのです。  ということで、恋愛映画にもBL映画にも興味のない層にも幅広い層に興味深く観られる内容になっ