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「死にたい」をかわして生きる

「死にたい」
いいたくないのに言ってしまう。
そう思ってしまう。
困らせてしまう。

正直自分は天才だ、何でみんなは気づかないんだろうと思うこともある。
一方で何でこんな欠陥人間なんだ、社会不適合者なのかと、自分を卑下してしまう。

調子のいい時は、沢山の人に話しかけ、交流し、遊ぶ約束を立てるが、落ち込んだ時、いつものテンションで話しかけて来る友人に嫌悪感を覚え、遊ぶ約束はどうにか理由をつけて破りたくなる。

ここまでを書いて客観的に見たら最低な人間だと思う。

1日単位で、ともすると数時間単位で変わる自分の機嫌に嫌気がさす。
特に夜は、どうしても感傷的な気分になる。

でもそんなこんなでこれまで生きていくうちに、自分のことを少しだけ分析できるようになってきた。

たとえば、落ち込みやすいのは、体は元気だけど、考えることや、締め切りのあるものに追われている時。家にずっといる時、など条件があることがわかってきた。
普段は考えることのなかったことまで考え、どんどん殻に閉じこもってしまう。

逆に、バイトやサークルの予定などがぎっしり詰まっていて、もはや寝る暇もない時は、案外、考える暇もなく、心の調子は良かったりする。

人生で1番しんどかった時期は、コロナ自粛で、大学がなかった時だ。春休みと重なり、3ヶ月ほど何もない日が続き、その後オンライン授業が始まり、また夏休みに入ったら、

当時は実家暮らしだが、両親、兄弟は家に居ない事が多く、課題が多くて、外に出る暇もなかった為、1人鬱々と過ごしていた。

何度死のうと思ったか、、、数え切れない。
ふとした瞬間にどん底まで落ちてしまうことが多かったように記憶している。

家に閉じこもりきりではダメだ。
実際に外に出て誰かと話さないとダメだ。
本当は、家から出たくないし、人と話もなるべくしたくないけど、、

そのツケはあとから回ってくる。

外に出なかったとしても、友達と電話をするだけでも、最初は気持ちが落ち込んでいても、だんだん眠気と共にどうでも良くなったりすることもある。

もちろんそれも効かない時がある。
どう頑張ってもネガティブなことしか考えられなくなってしまう。面白い動画を見てもダメだし、寝ようと思ってもダメ、、、

そんな時はもういっそ、明日死ぬと決める。どうせたいていは死ねない。でも、その瞬間、少しは楽になる。

死にたい時、未来なんて気にする余裕はない。だって今、すぐに、死んでしまいたいのだから。

だから、その一瞬だけ、騙していけばいい、かわしていけばいい。

基本的には常に死にたいクソ情けない私ですが、、

人生に絶望している自分は変わらないが、
いざとなれば死んでやる!!ぐらいの気持ちで、

とりあえずしょうがねぇ生きてやるよ、、ぐらいの気持ちで生きています。

案外「死にたい」気持ちを一度受け入れることも大切なのかもしれない。
これが私が20年弱生きてきて、見つけた「死にたい」のかわし方だ。

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