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君の残像に恋をした

どうしようもなく泥臭く、
それでいてお洒落に決める君のその信条は、
一体どこからやってきたというのだろうか。

噎せ返るほどのブルーライト。抜け落ちた体毛。
罪の出処と行方。

根拠?そんなもの存在するのだろうか。
根拠の根拠。根拠の根拠の根拠。
コピーアンドペーストの毎日に、
飽き飽きとした君の姿、そして残像は、
月並みだけど世界一綺麗だ。

意味はない。意味はない。意味は、、、

モスキート音の秘密に気づいた時のような。あの時の衝動なんてものは最初から存在しない。浮かんでは消え、浮かんでは消え、、、、もはや浮かんですらなかったことにされた彼らに、救いなんてない。

通り雨で濡れた服は、僕の体力をじわじわと奪い、とうとう視線を上げることも出来なくなった。
昆虫の体表のように黒光りするアスファルトが、
なんだか希望とかいうヤツのように思えて、
せっかく忘れた憂鬱をぶり返す。

雨がやんだとしても、
全てが終わったとしても、
結局何も終わらないのかもしれない。
僕はそんな恐怖から、
いかに目を背けれるかを常に考えてしまう。

気がつくと視線をあげ、
君の後ろ姿を無意識に目線で追っていた。

駅のホーム。16時半。

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