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大河ドラマ「光る君へ」第21話

久々にリアタイで大河ドラマ「光る君へ」を観た。

「旅立ち」

枕草子

中宮定子の為に書かれた枕草子。

春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、
紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

清少納言の中宮定子に対する想い。
逃げていた伊周も大宰府へ流罪となり(まだ二条宮にいたとは!)
帝の子を懐妊しても帝に言えず、出家後も様々な心労が絶えない中、
定子の心をきっと癒したに違いない枕草子。
やはりこの世の中で想いに勝るものは他にないのだ。
人を想う気持ちはいつの時代も(今も尚)最も尊く美しい。

為時、まひろいよいよ越前へ

いよいよ越前へ出立する日が近づいた。
為時には宋人とのトラブルを解決し宋へ帰すと言う重大なミッションが課せられていた。
思い返せば道長の父 兼家からも花山天皇のスパイを命じられたり、その息子である道長からも宋人達の対応と難しい仕事を課せられ、あれほど国司になりたかった為時の気持ちは重くなるばかり。
そして道長の言動がどことなく兼家化してきていると思うのは私だけであろうか。

越前へ行く前日の夜、いつもの廃墟でまひろは道長と会う。
この10年間分の想いを互いに確かめ合う2人。
変わらない想い。
それでも前に向かって別々の道を歩まなければならない宿命。
しかしどんなに距離が遠くなろうとも2人の想いはどこまでも鳥のように自由自在にさえずり軽やかに羽ばたいていくだろう。

これよりいよいよ越前編が始まる。

次回も視聴📺

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