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事実を見て、大学選び(私立文系編)!親子共に参考に

 こんにちは
 今日は大学選び(私立文系編)についてお話していきたいと思います。大学受験生の親子が役立つ内容になっていると思います。

前提


 まず、確実に一つ言えることは、➀受験生がいける範囲で➁最善のところに行くべきということです。➀と➁について詳細を示していきます。

➀受験生がいける範囲で

 この要件についてですが、遺伝のお話から始めるべきであろうと思います。行動遺伝学の研究によれば、遺伝と環境(共有環境及び非共有環境)で一定程度分野にはよるものの、学力が規定されます。
 具体的には次の通りです。

 また、橘玲『言ってはいけない』によれば、論理的推論能力の遺伝率は68%、一般知能の遺伝率は77%とのことでした。
 すなわち、かなりが本人の努力や環境ではなく、遺伝により決定づけられるということです。特に、数学に関しては、遺伝面が優れていないと勝負になりません。興味深いのは勤勉性ですら、遺伝率が一定程度あるという点でしょう。怠けているのは親のあなたのせいであるかもしれないのです。
 とはいえ、多くの人にとって数学は苦手科目です。この点を親御さんが無視して、国立行け、数学も努力だと言ってみても始まりません。
 この事実を知ってほしいのです。
 ですが、能力の範囲内、換言すれば、能力の限界までは努力する必要があります。

➁最善のところに行く

 受験生で、オールマイティにできるという人は少なく、苦手科目(数学等)が壊滅的にできず、他科目でも補えないという人も多いでしょう。
 そこで、比較的遺伝の要素が低い中で、努力で戦うとすると私立文系ということになります。
 なお、地方国立と早慶マーチを比較すると、やはり後者が色々と有利(就職、学閥等をはじめ、一生ついて回る)に働きます。ですので、お子さんが望むならば、親として、早慶マーチに行かせてやるのがいいと思います。
 ここで、なぜ関関同立はでてこないのか?と思った方も多いでしょう。
 東京一極集中で圧倒的に東京が強いからです。難易度的には大きく変わらないとしても、マーチに行った方が有利です。
 マーチの中でも難易度の低い学部や大学に関していえば、普通の人であれば、何とかいけるのではないかと思います。
 そのため、選択と集中により、早期に私立文系、早期に社会科目の選択を実施すべきであり、志望校も絞るのが正解であろうと思います。
 なお、就職においても、大企業ではマーチまでは学歴フィルターを通過し、マーチ未満に関しては、学歴フィルターに引っかかります。

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