見出し画像

わたしの中に誰を飼うか問題

ウォーキングを小一時間しながらポッドキャスト「となりの雑談」を聴いた。毎週楽しみにしている。コラムニストジェーン・スーさんと雑談の人桜林直子さんのおしゃべり。時に頷き、時にハッとさせられ、時にうーん・・と考えさせられる。

EP10「わたしの中の平野レミ」を再視聴。これは、桜林直子さんが「自分の中に平野レミさんを飼っている」という話。桜林さんは、決断に迷ったり、悩んだりしたときに、自分の中の平野レミさんに聞くと「そんなのどっちでもいいのよ!」とおおらかに言われ、物事がスムーズにいくことがある、と。対して、スーさんは自分の中に「輩」を飼っていると。これには笑った。

一度聴いた時は、ただ面白いなあと思っただけだった。今日は、歩きながらこのエピソードを再び聴いて、「それって名案じゃないか!」と頭にスッと降りてくる(この表現なんだか怪しいな!)感覚があった。わたしは気にしすぎだし、考えすぎだし、空回りしがち。堂々と、凛としていたい!といつも思う。言いたいことをスマートにはっきり言いたい。それでいて、おおらかで朗らかでいたい。でもって、軽やかで健やかでいたい!・・・・そんな時に自分の中にそういう人を飼っていたら、わたしももう少し楽になれるのかも。
じゃあ、一体、誰を飼えばいいのか。

考えた。ぐるぐる、ぐるぐる考えた。IKKOさんは明るくて楽しくて好きなことに突き進んでそうでいいなあ!と思ったけど、あまりにもぶっ飛んでいて自分の中に飼いきれない。手に追えない。想像がつかない。

もっとこう自分とは違うけど、憧れの存在で凛として強くて我が道をいく人。で、自由でおおらかな人。

で、結論。
長谷川潤!!!

心の中に長谷川潤を飼うことにしてみる。とりあえず。

誰かに棘のある物言いをされた時、モヤモヤした時、落ち込んでうざいくらいぐるぐる考え込みそうな時、そして、甘いものを食べ過ぎるような時。
自分の中の長谷川潤を召喚して聞いてみようと思う。きっと、さっぱりとおおらかに凛とした感じで答えてくれるだろう。


長谷川潤を飼うことにした後のコーヒー
気分爽快

桐野夏生「路上X」を一気読みした。貧困、虐待、レイプ、JKビジネス・・・主人公とそのお友達の境遇が過酷すぎてどう切り抜けたらいいのかわからなくて白目。彼女たちが男だったら違ったんじゃないのか、と思うと同じ女として悔しい気持ちになった。圧倒的な力の弱さとか、女というだけで見下すとか、何をしてもいいわけない。なんだそれは。主人公たちと一緒に怒って悲しんで悔しがって絶望した。
どきどきバクバクしながら読んだ。非常に面白かった。たくさんの人に読んでほしい。コロナ禍で、彼女たちのような子は、どこで過ごしたんだろう。彼女たちが休む場所はあったのだろうか。職業柄、当時はそんなことを思っていたことを思い出した。

ヘッダーはおやつの抹茶ゼリー白玉とあんこ乗せ。あんこちょぴっとしかなくて、余計にあんこ熱高まった。もっと、あんこが食べたいなあ。
お花屋さんで、まあるいマリーゴールドを買った。こんなマリーゴールドは初めて見た。爽やかな檸檬色に合わせて緑を入れて飾ってみた。今週のお花。長持ちするといいなあ。

では、長谷川潤を飼っているわたしは白湯を飲んで寝ます。

おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?