見出し画像

不妊治療を始めようか悩んでいる学校の先生へ

私は正規教員として5年間働きました。
教員の方はよくわかっていると思いますが
とにかく忙しい。
小学校低学年、中学年の担任だとしたら
空き時間はないことが多いので
平日の時間休も取りにくい。

結果、銀行も病院もなかなか行けない…

私は結婚して、1年半赤ちゃんを授かれず…
不妊治療したほうがいいのかもと
思ったけれど、教師として働いていた時は
病院を調べる時間も余裕もありませんでした。

きっと同じように教員で不妊治療をしようか
悩んでいる人がいるだろうと思い
私の経験を載せておこうと思います。

私の場合、不妊治療を悩み始めてすぐ
母が、がんで余命半年と言われ、
仕事より家族を優先する生き方にしたいと
年度末に退職。

最初の1年は、母の治療が未知だったため、
仕事は何もしませんでした。
不妊治療はすぐに始めました。

不妊治療を始めて驚いたのが、病院の先生に
『明日病院来れる?』とか、
『この日、午前中あいてる?』
ってわりと頻繁に聞かれること。

排卵のタイミングは読めそうで
読めないので仕方ないとは思うけれど。
仕事をしていなかったので『来れます』って
言えましたが、教師として働いていたら
休職するか、周りのフォローが相当ない限り
不妊治療はできないなと思いました。

治療してみて、私も旦那も問題があるとわかり
1年では赤ちゃんを授かれず…

治療がステップアップすると
医療費もレベルアップしていきます

先が見えない不妊治療を続けるには
私が無職だと金銭的に心配だなぁ…
母も奇跡的に抗がん剤がよく効いている。

ということで、次の年度は中学校で
非常勤講師を始めました。

働き始めて、非常勤講師と不妊治療は
相性がいいなと思いました。 
理由を挙げていこうと思います。

時間割に融通がきく
担当する時間数や科目にもよりますが、週10〜16くらいで働くことが多いと思います。週5で2.3時間授業でもいいし、週3にして、4.5時間授業にしてもいい。4時間目から授業に来てもいい。1年間時間割は変えられないけれど、病院で看護婦さん?に事前に相談したり、時間割を組む先生に『不妊治療で…』と話しておいたことで、希望通りに。病院の先生に『その日はどうしても無理なんです』と言うことはありませんでした。

時給がいい
非常勤講師は1時間授業をして、3000円弱。ある程度までは私の給料で不妊治療代は賄えていました。夏休み、冬休みは給料がないので、旦那の給料から払ったし、採卵、顕微授精となるとちょっと無理でしたが…。(当時は不妊治療は保険適用ではありませんでした。今は違う部分も多いと思います。でも、先が見えないので、お金はあった方がいいです!)

時間に余裕があると心に余裕がある
決まったら時間に薬を飲む、自分で注射をする、知らない治療が始まる、わからないことがあったら、調べる。どんどん新しいことが増えていきます。教員時代のようにバタバタの毎日だったら、大変だったろうなと思っていました。


私の場合、3年半通って第一子と、
凍結した受精卵で第二子も授かりました。
かかった金額はしっかり出していませんが、
車一台分くらいでしょうか。

正規教員を辞めるのは勇気がいるし
生涯賃金、生涯雇用を失うリスクもあると
思います。

でも、人手不足の今、教員として働こうと
思ったらいつでも働けます。
正規にこだわるならまた採用試験受けてもいい

退職したら他のチャンスもあります。
私立とか、塾とか、起業とか、転職とか。


不妊治療は、時間もお金もかかります。
そして、年齢的な期限もある。
非常勤講師なら、手っ取り早くその問題を
解決できると思いました。

選択肢の一つとして、考えてもらえたらと
思います。
こども、かわいいです。
そして、学校の先生をしていたからこそ、
子育てって楽しいです。
30人みてた時とは違う大変さもありますが笑


この記事が参加している募集

この経験に学べ

転職体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?