見出し画像

ドラクエ2をレビュー


 今回もこれのSFC版をレビュー

 初代のレビューも参考に


 ○ゲーム情報

  • ゲームハード Wii(SFC版がオリジナル。)

  • 値段 4400円(ファミコン版やスーファミも1、3も同梱しているので)

  • ジャンル RPG

○ゲームの登場人物

  • ローレシアの王子 名前は任意。主人公で呪文を一切覚えないパワーファイター。初代主人公の直系子孫。本項ではローレシアで統一。ムーンブルクが滅亡したと父親のローレシア王から聞き、50Gとどうの剣としょうもない武器を渡されて、即座に旅に出される。重い武器を使って、殴ることが専門で魔法は一切覚えないので、全体攻撃などは苦手。MPは一切成長しないので、MP管理は不要。

  • サマルトリアの王子 名前はすけさん、クッキーなど。コマンド入力で任意に変えられる。本項ではサマルトリアで統一。初代主人公の傍系子孫。呑気者で仲間にしないと先に進めないのに、何度かすれ違いで仲間にならず、面倒くさい人。「いやー探しましたよ」というセリフはこちらの神経を逆撫でしてくる。こっちのセリフじゃ。ボケ。武器と魔法どちらも出来るので、ローレシアとムーンブルクを半分に割って混ぜたような性能だが、どちらに転んでもどうも中途半端な男。特に序盤はローレシアのように重い武器で殴るにも威力不足、魔法もルーラやリレミトを覚えてくれるが、イオナズンなどの呪文は覚えない。ただ、後半になるとザオリクを覚えたりするので、大器晩成型。

  • ムーンブルクの王女 名前プリン、アイリンなど。コマンド入力で任意に変えられる。本項ではムーンブルクで統一。初代主人公の傍系子孫。パーティの紅一点で本作のヒロインの亡国の王女で、ハーゴンに犬になる呪いをかけられ、とある町にいる。力は弱いが、魔法は強い。ただし、MPのガス欠に注意が必要。宿屋が遠い、ダンジョンなどでは無闇矢鱈に魔法を撃たせないこと。何せ、このゲーム、HPは回復手段はあるが、MPは宿屋でないと回復しないので。重い武器は装備できないので肉弾戦は期待しないこと

  • ハーゴン 今回の元凶。邪教の大神官で邪神シドー復活を目論む。

 ○ゲームの流れ

今回は初代と違い、仲間が2人でき、武器と魔法を使いこなす、中間型のサマルトリア、完全魔法寄りのムーンブルクの3人で旅をするので、敵もその分増えて3対3とかになる。
初代同様、武器による通常攻撃、魔法、道具を使うなどを選べ、命令させろと入れておくとサマルトリアやムーンブルクにも指示を細かく入れるとその通りに行動してくれる。
サマルトリアやムーンブルクに指示が面倒ならガンガンいこうぜ、命を大切になどコマンドを選択してなどAIに任せることも出来るが、今作のAIはそんなに賢くないので、命令させろが無難。
武器や魔法の全体攻撃などもバリエーションが増え、敵単体を攻撃するものから同じ種族の敵を数体攻撃、敵全体攻撃と攻撃範囲も出た。
ザオリクという力尽きた味方を蘇生させる魔法も登場。力尽きた場合はポケセンで全状態回復、HP全回復のポケモンと違い、ザオリクがない場合は教会に行ってから、宿屋に行くとやや面倒くさい。
その代わり敵も息など全体攻撃をする敵が出たり、呪文を唱える敵も出た。
初代から戦闘システムがかなり画期的になり、戦略の幅も増え、11まで続く戦闘システムの基盤となった。 
初代だと主人公しかいないので、HP0になれば強制的にゲームオーバーだが、全滅しない限りはローレシアでなくてもサマルトリアやムーンブルクの誰か1人残ってれば戦闘は継続されるが、敵に勝っても力尽きていると経験値は入らない。
一人旅では無いので、仲間との絡みや街のイベントもそこそこあるし、宝箱も増えて、探索も楽しい。

○個人的評価

評価S(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー A

  • グラフィック(当時基準) A

  • ゲームバランスや難易度 D

  • 操作性 A

  • 世界観 S

  • BGM S

  • ゲームの面白さ B

  • やり込み要素 E

  • 総合評価 B

  • 適正価格 700円(Wiiの同梱版を購入し、初代や3も同梱していて、単体ならこれくらいのため)

○良い点

  • 仲間がいるので初代より戦略幅が広がり、敵も増えた代わりに味方も増えたので、魔法で蹴散らしたり、バフデバフを使ったりと初代には無い、それなりの戦略を求められる

  • 初代の主人公がローラ姫を連れて、新天地で築いた国がローレシアで主人公とローラ姫は複数の子供がいたようで、それぞれが独立した王族になり、サマルトリアやムーンブルクができて言う形でアレフガルドもあることにはあるが、ものすごい小さな島で、新天地が新しい舞台なので、ボリュームがある

  • 初代から100年後の世界なので、初代をやってれば更に楽しいが、やらなくても初代の登場人物は既に故人で直接的な関わりは無いため、やらなくても普通に楽しめる。

  • 主人公のローレシアは戦士タイプ、仲間のサマルトリアはローレシアとムーンブルクを半分にして、混ぜた性能かつ、大器晩成型、ムーンブルクは魔法使い型とそれぞれ個性がある。

  • 敵も個性豊かでパワー型、魔法使い型、バランス型と色々敵がいて、この属性魔法には効果がないと個性豊かで飽きが来ない。

  • 個性豊かな武器も登場し、使うと魔法の効果が出る武器も登場している

  • ムーンブルク登場で初代にはいなかった戦うヒロインも初登場

  • BGMもどれも秀逸で聞き心地が良い

  • SFC版をやったので、グラフィックもそこそこ良い。

  • ストーリーも仲間がいないと先に進まないので、仲間の重要さを教えてくれる

  • モンスターのデザインも秀逸で種類も増えた

  • ラスボスは真面目に戦えば強い。このゲームは基本的に難易度高め。RPG上級者からすれば手応えがある。

‪✕‬悪い点

  • FC版よりマシになったが、難易度が全体的に高い。10と違い、常にデスエンカに悩まされるというものではなく、倒せる範囲内だが、ギリギリで無双はできないし、雑魚敵も強め、ギミックなどの難易度高いし、攻略本やネット情報がないと厳しい。ロンダルキアやハーゴンの前の3体とか正直に二度とやりたくない。ドラクエはほぼ全作何周かクリアしてるが、2だけはもうやりたくない

  • SFC版でプレイしたので、ラスボスが運だがあっけなく散ることもある。サマルトリアのマヌーサを唱えたあとザラキが254ダメージ入ってしまう。受ければ、残り1になって、あとは適当に叩けばはい終了。今までの苦労はなんだったの?となってしまう。

  • 裏ボスなどもまだ無いため、ラスボスを倒せば終わりなのも寂しい

  • サマルトリアのいやー、探しましたよはこっちのセリフじゃ!とイライラする。序盤に彼に振り回されることになる

  •  全員王族で一般人キャラが居ない。3は仲間たちに明確な出自とかないので、モンバーバラの姉妹が初の一般人キャラになる。10はヒューザ、11はカミュと一般人が少ないが、今作は一人もいない。

  • 前作のアレフガルドが小さな島になっていて殆どの地域が消えている。

  • 前作の竜王、後作のゾーマと違い、邪神である、ラスボスはただハーゴンと命の引き換えに呼び出されただけで何もしておらず、なぜ邪神なのかよく分からないし、ハーゴンも彼をどこで知ったのか経緯も、世界破滅を願った経緯も全く語られてないというストーリーの根幹が説明不足

 ○総評

仲間が出来、味方も敵も増えて戦略要素が増えたドラクエで確かにバリエーションが増えて楽しいが、ゲームバランスがSFCでもやや大味で、難易度が高めなのに、SFC版限定でラスボスは運次第で、しょぼい。真面目に戦えば強いので、とにかく辛口なRPG。
FCならロンダルキアなんぞ、鬼畜難易度で投げたくなるらしい。
仲間システムが出来て、敵も増えて、戦略的要素が要求され、11までの戦闘システムの基礎ができてると言える。 
ストーリーも邪神のラスボスがなにかした訳でも無く、ハーゴンが何故に世界を破滅を願ったのか、邪神を呼ぼうとしたのか、邪神をどこで知ったのか全く語られてないのは説明不足としか言いようがない。
全くの余談だが、私の活動名もこのゲームから取った。

○次回予告

ドラクエ10オフライン ルベカのクエストクリア日記を書いていこうかと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?