見出し画像

I Had A Dream

約50年前、ある人物が「I had a Dream」と聴衆の前で演説しました。しかし、現在その言葉を検索しても「I have a Dream」としてしか検索されないことに驚いています。

現在、オリンピックに参加するアメリカ代表の多くは肌の色が黒い人々です。しかし、白人でない人々がこの世で認められるまでには、多くの犠牲者と抗議行動がありました。

このような大きなうねりさえ、50年の月日が経過すると全く異なる形に変わってしまうことにショックを受けています。戦争の悲惨さですらも、日本では語られることが少なくなり、風化しつつあります。人種差別が問題外になったかどうか疑問です。人権は国民にあるべきであり、差別はないと信じている人がいる。つまり現実を知らない。知ろうとしない。甘えている。

現実とネットの世界が異なることを理解できない人々が増えたことが問題です。スマホやネットが一般的に普及したため、デジタルリテラシーのない人々が多くなってしまいました。これは非常に危険な状況です。

「I had a Dream」は、アーサー・ルーサー・キング・ジュニア氏がアメリカの公民権運動の運動家として、演説冒頭で述べた言葉です。彼は自らの夢を実現するために演説を行いましたが、その後暗殺されてしまいました。彼のことが現在では検索しても出てこないことに、不安と危惧を感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?