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本と私と、文章へのプライド

私は小さい頃から本を読んでいた。
保育園の写真の中でも
家でも電車でも 本は私の友達だった。
(本は友達、こんなフレーズは初めて使った)

いや、友だちというよりは、別世界にいける手段だった。
 性別も 年齢も 国境も 時代も
 性格も 人生も 終わりも 始まりも 
すべてが私ではない。でも、どこかは私に似ている。

そんな本の世界が好きだった。
これからも大好きだろう。

そうやって文章に触れてくると、書き手も意識するようになる。そして自分も文章をつくるようになると、分かってしまう。たくさんの工程を経て作られた完璧な本と、私のつたなくて読みにくい文章。

『あぁ、物語の主人公になったと勘違いしていた。』

だけど、私は私の書くつたない文章が大好きだ。
心が表れていて、私のことをよく分かっている、温かい言葉たち。それに時間をかけて書いた文章は、何回も読み返す。

文章に対して、微かなプライドのある私は、noteを書くのにハードルがあるけれど。そんなつもりはなくても、ハートの数だって気にしてしまうけれど。
私は自分の感情を覚えておきたくて、残しておきたくて、noteを始めたんだから、2024年も気負わず書き留めておこう。🍃

500文字 30分

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