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通級指導教室に求める学びとは?~通級は自立を目指す場所だ~

皆さんは、通級指導教室で
どのような学びを行っているか
ご存じでしょうか?

先日も、2年生の保護者が
通級指導教室での学びを
希望していると担任の先生から
話がありました。

2つ返事で「はい」とは言わず
まずは校内支援委員会を開いて
今後の動きについて相談するように
しています。

では、通級指導教室では
どのような学びを保護者は
求めているのでしょうか?

まず1つは「学力向上」です。
我が子の学習面に対して不安があり
通常学級での指導でも十分ついていける
ようになってほしいという思いがあります。

実際に2年生の保護者の要望も
学習面が心配だから通級へという
主訴だと聞いています。

2つ目に「対人関係」です。
友達との関わり方
コミュニケーションの取り方
その他、我が子に対して
対人関係に関する不安がある
保護者が通級での指導を希望します。

場面緘黙や登校しぶり傾向にある
子供も、多く通っています。

前提として
通級指導教室は「自立活動」を行う場所です。
苦手な学習を練習する場所ではありません。

自立活動の6区分27項目
2「心理的な安定」
3:障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服する意欲に関すること

上記の改善・克服のため、その子の障害の特性に応じた教育を行うという
視点やねらいがあるのなら、学習を取り上げて指導することは可能です。

あくまでも、自立活動を行うことを忘れてはなりません。

とはいっても、やはり学校は
ほとんどの時間を授業をして過ごします。

授業が分からない=学校が楽しくない

に直結するのは言うまでもありません。

我々は、このことを念頭に置き
子供の実態把握を行い
保護者の願いを受け取った上で
通級による指導を行っていかなければなりません。

自立を目指すために
我々教職員は多様な学びの場の中で
適切な指導や支援をチームで行っていきます。

保護者にも十分理解していただいた上で
これから関わっていきたいものです。

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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