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「目指す」と「過ごす」の違い

皆さんは、「目指す」と「過ごす」と聞いて
どのような違いがあると思いますか?

結論から申し上げれば
「目指す」は改善・克服に向けた最短距離を目指すことです。
改善・克服が可能なら、精神的ダメージが最小限で済みます。

「過ごす」は、その時間を肯定的な眼差しをシャワーのように
浴びながら過ごすことです。

基本的には「目指す」指導を行います。
しかし、改善・克服が見込めない場合は
「過ごす」指導を行い、
ポジティブで肯定的な気持ちに
なるような過ごし方の活動を仕組みます。

本来、「目指す」指導が必要です。
「特別支援教育学習指導要領:自立活動編」では 

個々の幼児児童生徒が自立を目指し、障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識、技能、態度及び習慣を養い、持って心身の調和的発達の基盤を培うことです。

としています。
つまり、改善・克服することを「目指す」のは、
指導要領にも記載されているように当然のことなのです。

しかし、改善・克服することが難しい場合、
「目指す」指導はその子供にとって
苦しいものとなるのは当然のことです。

なら、「目指す」指導を一旦避け
「過ごす」指導を行ってみてはいかがでしょうか?

「過ごす」とは改善・克服を目指さず
ポジティブで肯定的な気持ちになるような
過ごし方にフォーカスすることです。

「改善・克服を目指さなくていいのか!?」

と言いたくなる方もいそうですが…

考えて見てください。
トータルで見た時に、

「今の自分で、OKだよな!」

と思えないと、自分の苦手な部分を
受け入れるなんて、到底無理でしょう。

「目指す」と「過ごす」を
うまく使い分けながら行い、
心身の調和的な発達につながるように
カリキュラムマネジメントを
行なっていかなければなりません。

「目指す」

「過ごす」

どのくらいの頻度ですべきかは
子供次第でしょう。
ぜひ、子どもの実態を把握し
子供に会ったオーダーメイドの指導を
行なっていきたいものです。

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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