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return to forever についての雑談③ light as a feather / Captain Marvel

 チック・コリアreturn to forever (RTF)の楽曲の中で最も有名でポピュラーな曲と言えば、Spainであると言えましょう。Spainについては、後日お話しさせて頂くとして、今回は、同曲が収録されているRTFの2作目のアルバム light  as  a feather (1973年録音 ポリドールレーベル)よりCaptain Marvel を取り上げたいと思います。
 まず、この曲をお聴き下さい。 

それでは、今回のテーマに入ります。
Chick のCaptain Marvel は、マーベル映画の Captain Marvel と果たして 関係があるのか?
 この事を突き詰め行くことでその後のRTFが目指した音楽が何なのかが明らかになって行きます。
 
チックのCaptain Marvelは、サックスの名プレイヤー スタン・ゲッツとグループを組む時に作られた曲です。スタン・ゲッツは、ゲッツ&ジルベルトでボサノバを得意するサックスプレイヤーでも知られていました。チックコリアとしては自分の音楽性と共感するところも多く、スタン・ゲッツと共演するために為に書かれた曲では無いかと考えられます。
  それでは、スタン・ゲッツとのCaptain Marvelをお聴き下さい。

このゲッツの宇宙服的な感じ不思議だと思いませんか?
そしてこの曲のアルバムジャケットがこれです。

写真を観てもうお分かりになりましか?幼少のゲッツが着ているTシャツです。
 なんとそこには、Captain Marvel のロゴが描かれてあります。
チックは、スタン・ゲッツの為にこの曲を書き下ろした事が推測されます。
当時のキャプテン・マーベルは、コミック版でした、スタン・ゲッツが
いかにキャプテンマーベルに憧れていたかが伺えます。

1967年出版 の キャプテン・マーベル 男性です。

現在の2019年 映画 キャプテン・マーベル ブリー・ラーソン主演

 RTFの音楽は、チック・コリアが、キャプテンマーベルにインスパイアされて、アルバムのテーマが、銀河、ギャラクシーに展開されていったと考えられます。
第二期のRTFのアルバムタイトルを見れば分かります。
三作目 1973年 hymn of the seventh galaxy  ( 第7銀河の賛歌 )


四作目 1974年 Where Have I Known You Before ( 銀河の輝映 )

と続きます。

この頃から、チック・コリアは、Galaxy (銀河)を 音楽で表現しようと試みていたのです。


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