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[企業]会社は何故人を大事にしないのか



利潤>人 だから

企業が何故人を大事にしないのか。企業は利潤を追求するのが命題だからだ。

金を稼がなければ給料も払えないし、会社も維持できない。

正論ではあるが、人をすり潰すために使う常套句だ。

利潤を生み出すのは誰か

人だ。人がいなければ、企業の活動は制限される。企業の活動が制限されれば、生み出す金は少なくなる。

利潤が先か人が先か。鶏が先か卵が先かの議論になるが、経営者は人が先の論理で話し、管理職は利潤が先の論理で話す。

人を集められる時代ではなくなる

収入の多様化

副業が国によって奨励され、本業以上に副業で稼ぐ人も増えてきた。

資産運用により利益を出す人も増えてきた。

企業が賃金を上げなくなったせいもあるが、企業に依存する人も減少していくだろう。

企業はこれまで以上に人材を確保できなくなっていくだろう。

昭和型企業の終焉

「代わりはいくらでもいる」「嫌なら辞めればいい」「社風に合わない」と言って、人を切り捨てる企業は今後淘汰されていくだろう。また、そう言っていた管理職も同様である。

何故か。人材流出という損害を最も出しているのは管理職だからである。

先の段落でも述べたが、経営者は人優先の論理で話すが、管理職は利潤優先の論理で話す。

となれば、利潤優先の管理職こそ経営思想にマッチしていないため、修正対象ではないだろうか。

昭和型企業は人材をすり潰して成長してきたことは否定できない。しかし、その陰で昭和型企業は人材の身分と生活を保障し、賃金を上げ続けてきた。

しかし、平成・令和は違う。賃金は上がらず、生活の保障も最低。それでも人材はすり潰す。そんな企業に縛られてしまうのは、年功序列社会と終身雇用社会の幻想ゆえである。それは企業にも蔓延している。

人を大事にしない企業はナメられる

俗に言うブラック企業は公表されるようになった。

そして、就職・転職においても面接時点で礼を失する企業は求職者から、その程度と思われるようになった。定着率が低い、離職率が高い企業も求職者から敬遠される。

人は城、人は石垣。よく言ったものである。

人を大事にしない企業は社会から見放される時代になった。


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