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言い換えの魔力

猿人全開!ゴリラゴリラゴリラ!
サンシャインゴリラです🦍

https://muscle-pua.hatenablog.jp/entry/2018/07/15/%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%28Pick_up_artist%29%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2より引用 )

日本でいういわゆるナンパ師。見知らぬ女性と知り合い、魅了することを主な目的とする。pick-up artist であることから、PUAと呼ばれることが多い。

ナンパ師くらいしか聞いたことなかった俺がまず思ったのは、ピックアップアーティストって「サラ金」のことを「カードローン」って言い換えるような。直接的な行動を間接的に示す「言い換えの魔力」を感じた。
この話題を出した何日か後に広告屋からの刺客にポアされるのも時間の問題だな。

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( https://twitter.com/O2A1/status/535038568758931457?s=20 流行語ができるまで より画像を引用)

言葉は事実から引き離したり歪めたりする恐ろしい力を持っているので扱いに気をつけなければならない。
横文字や新出の現代語には、事実から引き離すとか離れる魔力があると説明するよりは、ぼかしをかけてくるの方が俺が伝えたい意味として伝わるかな。

「害虫を"殺す"」の"殺す"行為を直接/間接抜きで、ホモ・サピエンスは行為そのものを働く。だけど、ハチとかネズミなどの小さな存在であっても、命は軽く扱っていけない思いがあるから、駆除するとか別の言葉が使われるわけだ。

アース製薬は10月末から、「殺虫剤」と呼んできたカテゴリーを「虫ケア用品」に変更し、公式Webサイトで使い始めた。「殺虫剤」は「人体に有害なイメージがあり、使うのが怖い」と考える消費者が全体の5%程度存在するといい、「マイナスイメージを払拭(ふっしょく)する狙いがある」(広報担当者)という。「当社の殺虫剤は安全性を重視しており、有効成分が天然由来の製品もある。『毒性が高そう』という印象を変えたかった」という。業界の区分では虫よけ剤も殺虫剤に該当するなど、製品がカテゴリーの呼称にそぐわないケースがあるため、「呼称を変えることで分かりやすさを向上する目的もある」としている。( アース製薬、「殺虫剤」改め「虫ケア用品」に なぜ?より引用 )

「虫ケア」は笑った。どんなに薬剤の安全性を解いても"わかってくれない5%の人の為"に、事実と真実をありのまま受け止められない5%の人の為に、企業は努力している。技術部門と同じくらい頭を悩ませているだろう。

ホモ・サピエンスの世界は厳しいな!

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