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海外での家選び

私はオーストラリアに移住してから土地を買いそこに家を建設するということをしたのですが初めての経験だったので後からこうすればよかったなぁと思うことが多々あります。

まず家購入を考えた時に新築の家を建てるのが良い選択なのか中古の家を買う方がお得なのかという問題があるでしょう。これはその人の状況にもよるのでしょうが特に海外において初めて家を買うというときはまず中古のお家を買う方が良いのではないかと今は思っています。なぜならその海外特有の建設スタイルや間取りなどがあるし外構やフェンスに関しても知らないことが多過ぎるからです。

新築の場合は間取りやスタイルを個人の好みにできるけれど何もかも一から造らなければならないというのはかなりの労力とお金がかかります。家一軒の建築費がこれくらいと見積もっていても必ずそこに付くオプションや外構工事などで最初に見積もっている額で収まることはないと言っても過言ではないでしょう。

建築会社にも寄るとは思いますが私の委託した大手企業では水回り意外の床やアフレスコやポーチ、ドライブウェイなどのコンクリートは別料金。家屋の電気配線なども最低限意外は全てオプション価格。ベンチトップのストーンやキャビネットの素材や蛇口なども自分の好みのものにするのにかなりのオプション価格を支払いました。

また新築で家だけ建設した場合はフェンスや外構工事なども別途必要になってきます。そしてシェドなども必要ならば勿論自分たちで別発注しなければならないですし芝生を買って敷くことも全て別料金になります。

ただ去年ローカルのビルダーさんで芝生以外は全て込みのお値段で家を建てた友人もいます。お値段は聞いてないので分かりませんがもしかしたらその方がお得だったのかもしれないです。家の内装のクオリティもかなりよかったのにオプション価格は何も支払っていないと聞いて驚きました。

このようなことがあるので最初は大手企業からローカルのビルダーさんまで見積を取ることが大事だと思います。私たちはそれをしなかったためにかなり損をしたのかもしれません。

中古の家のよいところはランドスケープがなされてもう庭がしっかり出来上がっていたり立派なシェドがついていたりウォータータンクやソーラーパネルが設置されていたりとそういうものは長年住むうちに徐々に付け足されて生活を快適にしていくものなので次にその完成されたものを手に入れることが出来る人はとてもラクだと思います。そういうところもオーストラリアでは中古住宅の値段が下がらない理由の一つではないでしょうか。

私は日本で新築で購入した住宅を12年後に売却したのですが日本の場合はもう殆ど完璧に作られた家を買うのでそのあとに付け足される価値の要素も少ないですしまず土地もそんなに値が上がらないというところに問題があり中古の家は他人が使ったという負の価値しか生みださないところに値下がりの原因があるのかなと感じます。

もし私が今このオーストラリアで新たにもう一度家を買うことがあるとしたら土地は5エイカー以上でせめて家の周り半径50mくらいは平たんでなるべく傾斜のない土地というのが第一条件です。今の家の土地は1エイカーくらいなのですが購入当初は広い思っていたものが今は隣との距離が近過ぎると思えるし動物たちと一緒に暮らすことを考えると手狭であるという感覚に変わりました。あと土地が平たんでないと後々ランドスケープに何度もお金がかかるし土が豪雨で流れてしまい芝が落ち着かないという残念な状況になります。それが今の我が家なのです。

初めてオーストラリアで家を購入した経験から海外で家や土地を購入する場合は個々のライフスタイルに合わせた土地の大きさや土地の傾斜などを十分に考慮してまたビルダーはいくつかの見積もりを取り条件をしっかり確認してから選ばなければならないことを学びました。





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