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伴走してくれるメンターの大切さ

私は次男ツー太の中学受験を振り返ると

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子どもが誰に学ぶかと同じくらい
親にとってもメンターの存在が大切

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だと感じていました。

我が家にとっての中学受験のメンターのおひとりが、ツー太の個別指導をしていただいた「受験国語20年」のkyoko先生でした。

今日はそのkyoko先生とのやり取りを通じて、中学受験に取り組む上で、私が確信したメンターの存在の大切さについてお話したいと思います。

kyoko先生との出会い

そのkyoko先生が先日、こんな記事を書かれていました。


この記事の中での一節。

正直今学力がどうのこうのということより、塾というシステムの中でアップアップしているのは保護者の方なのかもしれません。お子さんは楽しいと思えば頑張れますが、仕事して、家事もやって、お子さんの学習に並走するとか狂気の沙汰ですよね・・・。

そう。
我が家がkyoko先生に助けを求めたのは、その狂気の沙汰にどっぷりハマっていたツー太6年の初夏でした。

kyoko先生がゲスト出演されていたYoutube動画を拝聴し、この先生にお話しを聞いてもらいたい!教えてもらいたい!とアプローチをしたのがきっかけでした。


チームを支えてくれたkyoko先生

国語の先生にアプローチ・・・と聞くと子どもへの指導をイメージされるかと思いますが、私たちがまず先生にお願いしたのは、私たち大人への指導でした。

我が家はその当時から

全体の参謀が夫、
勉強指導は長男ワン太
マインド的なフォローが私

というチーム編成でツー太の中学受験をサポートしていました。

なので、夫・ワン太・私という少々、変わったメンツでのzoom面談がkyoko先生とのはじめましての面談でした。

それ以来、定期的に面談の機会をいただき、私たち大人がツー太に対してどのように働きかけ、どんな声かけをすればいいのか、どういう気持ちで臨めばいいのか。
勉強のスキルだけでなく、ツー太が勉強を通じて自尊心を失わず、よりツー太らしくいられるためにどうしたらいいのかを教えてくださいました。

先生のその視点は、私たちが一番大切にしていた「あくまでツー太が主役であり、彼の意思が最優先。私たち大人は彼が安心して戦える状態を用意する存在である」という方針と同じものだったのです。

その結果、私たちはkyoko先生とともに、単なる偏差値や点数を追い求めるものではなく、ツー太自身がツー太らしく生きられるための中学受験に取り組むことができました。


先生の「大丈夫」の言葉に救われ続けた私

そしてその後、夏休みを経て秋以降からはツー太自身への指導もお願いしました。

6年の秋、ツー太は成績が下降傾向でした。

いま振り返れば、私が突発性難聴で1ヶ月の入院となってしまい、ツー太自身の気持ちが不安定になったこと、学校行事・外部模試が続き、体力的に疲弊していたことが原因だったと思います。

でも当時は理由が分からず、「勉強しているのに、どうして成績が良くならないんだろう?」と本人もポツリともらしていました。

私も出口のないトンネルの中に入ってしまったようで、非常に苦しい日々でした。

私は子育てコーチングを学び、普段、同じように子育てで迷っているお母様たちに講座をしています。

ですが、こと我が子の受験になると、

宿題をやるやらない、
塾のクラスが上がる下がる、
テストや過去問の出来不出来、
ひいては受験校の合格不合格。

そんな目先の結果に目が行って、「このままで大丈夫なの?」「6年の2月に間に合うの?」「どこも受からなかったらどうしよう」と迷い、苦しみ、戸惑いを感じずにはいられませんでした。

そんな時に面談していただいた際のkyoko先生とのやり取りが忘れられません。

「中学受験を通じて、お母様はどうなりたいですか?」

kyoko先生から私はこんな問いを投げかけられました。

私は「子どもの成績に一喜一憂しない、堂々とした母親になりたいです」と答えました。

それに対して先生は

「ツー太くんは学力的には何の問題もありません。大丈夫です。だからお母様は堂々とした母親になるべく、『テストの点数なんて気にしなくても良い、あなたの存在はそんなものでは揺るがない。堂々としていなさい』と声をかけてあげてください」

と言ってくださいました。

私はこのkyoko先生の「大丈夫です」という言葉にその後、何度も何度も救われることになりました。
1月31日の熱望校受験の前日も、なかなか合格がもらえなかった2月も、先生の「大丈夫」が聞きたくて面談をしていただきました。

kyoko先生の「大丈夫」のおかげで、

私の気持ちが落ち着く、
ツー太への関わり方が変わる、
ツー太の気持ちが落ち着く、
勉強、問題へ取り組む意識が変わる・・・

この連鎖を何度も体験しました。


親が自分自身のメンタルを整えることが大切


中学受験の子どもを持つ親は孤独な戦いですよね。

テストは次々とやってくるのに、目の前の子どもは思うように行動しない苛立ちと不安。
さらに自分の仕事や家事もあるし、体調の波もある。
だけれど身近な人には具体的に子どもの様子や志望校を話しづらいし、
自分の弱い部分をさらけ出すのには勇気がいる。

先ほどのkyoko先生の記事にも

我が子に授業を受けさせるということがもちろん大事なのですが、一年間並走するお母さんのメンタルってすごく大事ですよね。
(中略)
本当はお子さんではなくお父さんやお母さんに私が必要なのかもしれません。
(中略)
定期的に行うと「整う」と思いますよ。

とありますが、私も親自身がメンタルを整える場が大切だと思います。

親は

どこの塾がいいのか、
よりよい参考書がないか、
もっと効率的な勉強法がないか、

そういった子どものことが気になりがちですよね。

でも、ご自身の心のメンターを持つこと、定期的に自分自身を整えることの優先順位を上げてほしいと思います。

特に子どもと関わる時間が多くて、子どもに大いに影響を与えるお母さんのメンタルは、真っ先に子どもに伝わってしまい、子どものパフォーマンスや自己肯定感を左右してしまう可能性があるからです。

受験が迫ってくる中で、
我が子にイライラする時、
不安で仕方がない時、
どう声をかけたらいいかわからない時、
これであっているのだろうかと迷う時。

話を聴いてくれる人はいますか?
「大丈夫だ」と思わせてくれる人はいますか?


もしそういう人が中学受験をともに伴走してくれたら、きっと親にとっても子どもにとってもより価値のある時間にすることができる。
私は自分自身の経験からそう強く感じています。

読んでくださって、ありがとうございます ^^ 「私も!」「私はどうかな?」と読んでくださった方の振り返りにお役に立てるような視点や経験を発信しています。 こちらの記事が「役に立った!」と感じたら、「スキ」「フォロー」「シェア」で応援してください♡