Celine

欧州に住んでいる学生。日々考えたことを書いています。

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最近の記事

遅刻だけど、2023年総括と2024年に向けて

もう2023年も1ヶ月が過ぎようとしているし、まだ本格的な棚卸は時間が取れなくてできていないのだけど、一旦のまとめ。 あと2週間もすれば、3年半住んだヨーロッパを離れてとりあえずの日本帰国が待っている。帰っても1週間国外に出るし、夏にもヨーロッパに帰ってくるので最後のお別れ、日本に本帰国って訳でもないけれど、実質的にはそう。けど、試験期間も相まって、旅行に行くくらい、まだその事実を頭で理解しきれていない気がする。日本への飛行機に乗る時、ここを去る事実を本当の意味で受け入れる

    • 日常を離れて/恋人の存在

      久しぶりにnoteを開く。最後の更新からちょうど、1ヶ月。パソコンがなかなかいうことを聞かなくなってから、触ることが減ってしまったけど、キーボードをカタカタするのはある種の快感と集中力を生み出してくれる。 この場所で過ごす時間も、もう限られたものになってきた。何年も住んで、日常の生活を送って、楽しいことがあった時にそれを共有できる友達がいて、ふとした時に会いたくなる人がいる、そんな場所がもう帰る場所では無くなるということを考えるだけでとても哀しい。本当にいい時間を過ごさせて

      • 好きな人と付き合った話。

        こんばんは。 1日の稼働の終わりを始めるリセットボタンは人によって違うけど、私はコンタクトを外してパジャマを着て机のライト以外を消してからがそれだと思う。 自分用の記録として書いているので、とてもパーソナルでディーテルなので。

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        • 小津安二郎と聖書

          夜が深まって、机の電気だけつけて暗い部屋の中でパソコンに向かう。netflixを片目で見ながら作業してる時間とも、youtubeでr&bのリミックスを聴きながら今月の家計簿を考えている時間とも全く種類の違う、孤独だけど温かくて自分らしくいられる時間。 小津安二郎の映画を見た。家族との会話、近所や同僚のおせっかい、日常の延長が映画になっているところが、日本での家族や友人の温かさ、日々の生活に見える美しさを思い出させてくれる。祖母からの夕飯何食べたい、同僚からのあんたそんなんじ

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          嘘。/ 恋愛/ 自分

          嘘は泥棒の始まり。一つの軽い嘘というか、言いにくかったことが、尾を引いて大きくなってしまって、取り返しのつかないことになる。軽い気持ちでカモフラージュ的に発した言葉を、その後のコンテクストでまた覆わないといけないことになって、話す相手には全く違う図に見えてしまっているかもしれない。大切な人を、自分の浅はかな言葉選びと、しょうもないプライドで、気づいた時には遅いくらい傷をつけてしまうかもしれないし、培った信頼と愛情すら失ってしまうかもしれない。喉元につっかえているものを、そのま

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          20代前半を過ごす場所/友人関係/恋愛

          6月、8月末〜9月と大きな試験があったので、少しの夏休みを除いて5月から8月までずっと勉強の霊に囚われてなかなか休まることができていないし、旅行や読書、芸術に触れるところから文字を書くインスピレーションが湧く私にとってはnoteを開くことすらもあまりできなかった。 今日も9時から21時までほとんど図書館で過ごしいて、考える気力が湧かないので今は頭に浮かんできたものをそのまま文字に起こしている。 今日あたりで、ちょうどヨーロッパに来て3年がたつ。留学前に、思い描いていた通りに

          20代前半を過ごす場所/友人関係/恋愛

          夏の風ふく巴里

          日本から友人が遊びに来てくれたので、パリへ出掛けてきた。 今年はイタリア、クロアチアにも滞在したけれど、熱を帯びる南とは違い軽やかな風に吹かれて太陽が優しい西ヨーロッパはやはり真夏でも過ごしやすい。朝晩は少し冷え込むけれど、昼間の、太陽の下へ出ても、風は涼しく心地いい。長い冬を超えてバカンスモードの華の街はみんな笑顔で公園は日向ぼっことピクニックで笑顔が溢れるパリジャンがたくさん見える。この時期のパリが一番好きだ。 予定していたよりも滞在が少し短くなってしまったので、たくさ

          夏の風ふく巴里

          オッペンハイマーを見た。頭が痛い。

          オッペンハイマーをみた。まだ頭が痛くて、混乱している。 『原爆は、降伏しない日本に戦争をやめさせる唯一の手段だった。これがなければ、もっと多くのアメリカ人と、日本人が死んでいた』高校時代にアメリカに留学していた頃、世界史の授業で先生が放った言葉と、作中に出てくる政府要人の言葉が重なる。 まだ頭の中で整理がついていないし、全てのメッセージを掴み切れたと言われるとそれとは程遠いのでこの作品の是非を言い切ることはできないけれど、少なくともこの作品は彼の伝記を描いた作品であるとい

          オッペンハイマーを見た。頭が痛い。

          日記:230729

          外では雨が降っていて、私は1ヶ月後に迫った卒業にかかった試験に焦っているべきはずなのに、文章を書きにパソコンに向かっている。「なんでそんなに楽観的なの」と昨日も親友に言われたけれど、私にもよくわからない。それが、褒め言葉なのか、目の前のことに取り組まずに後回している自分を見て罵っているのかも。過去は変えられないという事実は、私の感情の根幹にあるから、変えられないことに気分を下げられ続けることも、頭を抱え続けることもないけれど、未来に対して楽観的かというとそうではない。大学を卒

          日記:230729

          またカフェでひとり。

          久しぶりにnoteの真っ白な空間を開く。 いつも勉強するカフェでパソコンを眺める。タバコを吸うようになって、industrialだと指から匂うタバコ臭だけはなれないし嫌悪感すら湧いてしまうけれど、朝携帯を触って情報が溢れている脳みそが少しずつクリアになっていくのがわかる。2週間前にしたネイルが伸びてきて、パソコンも打ちにくくなっている。 この1ヶ月、特に土日は図書館にこもって朝から晩まで机に向かってたけれど、大学受験ですら6-8時間が限界だったのでずっと集中しているなんて

          またカフェでひとり。

          はー!今年卒業するイメージしか持っていなかったのに、そして卒業後にやりたいことは山ほどあるのに、2日に一回は不安がブワッと襲ってくる。本当に実現可能なのか。泣いて全てを投げ出すのは簡単だけど、何も解決しないしとりあえず勉強に全てを注げるしかないのだな、、、はあ!

          はー!今年卒業するイメージしか持っていなかったのに、そして卒業後にやりたいことは山ほどあるのに、2日に一回は不安がブワッと襲ってくる。本当に実現可能なのか。泣いて全てを投げ出すのは簡単だけど、何も解決しないしとりあえず勉強に全てを注げるしかないのだな、、、はあ!

          ヨーロッパの夏をみる映画。

          曇りと雨の寒い冬が長い西ヨーロッパにも、5月になってやっと暖かい春がやってきた。 冬の鬱憤を晴らすように、そしてすでに日の入りが9時になっているのをいいことに、晴れた空の下テラスに腰掛けサングラスを頭に乗せ、各々ビールやワインを片手に、時には一人で、そして友人や恋人と時間を過ごす。 太陽が出て日が暖かい季節になると、暗くてしんみりとしてヨーロッパの景色から一転、バカンス気分漂う、太陽がなかなか沈まない美しい街並みが陽に映えるヨーロッパの夏に出会える。全く別の二つの世界。

          ヨーロッパの夏をみる映画。

          Had a bad day しても、隣にいる友達が面白いことを話せば笑えるし、had a bad dayだから美味しいもん食べよ!ってなるし、まだまだ大丈夫ね〜

          Had a bad day しても、隣にいる友達が面白いことを話せば笑えるし、had a bad dayだから美味しいもん食べよ!ってなるし、まだまだ大丈夫ね〜

          頭を良くするために

          今日は昼から大学にこもって卒論。なかなか集中できずに、4時間は携帯とパソコンの画面の往復で何も進まなかった、、、後半、なぜか吹っ切れて数時間、文献とDeepLと向き合って今日進むべきところまで完了。途中で図書館が閉まったので、いつものカフェに来て完成。 今回は何を書こうかな、と思いつつnoteの白いページを開くとなんだかんだ書くことが浮かんでくる。 この数日でとても元気と、精神力を頂いた言葉。 東京大学の入学式での祝辞。 卒論のミーティングで砕け散ってバッドに入ってい

          頭を良くするために

          むしゃくしゃして村上春樹のアイルランド・スコットランドのウィスキー旅を買っちまった。彼の作品を読み始めた初期は小説を読み漁ってたけど、今はもっぱらエッセイと旅行記。なんだか英語から日本語にされたような文章の構成が頭の中にスッとハマる感覚が読みやすい。

          むしゃくしゃして村上春樹のアイルランド・スコットランドのウィスキー旅を買っちまった。彼の作品を読み始めた初期は小説を読み漁ってたけど、今はもっぱらエッセイと旅行記。なんだか英語から日本語にされたような文章の構成が頭の中にスッとハマる感覚が読みやすい。

          留学も後3ヶ月。切羽詰まるの巻。

          オフィシャルな大学の修了時期が6月末。これで3年間の留学生活が終わる。多分。うちの大学は、全学期に必修単位があるので、今期(3年後期)の単位を一つでも落とすと自動的に留年、一年延長になる。 去年取れなかった単位を含め、今期の授業は10科目、それに卒論含めグループワークが3つ。普段7つの試験でも、なんなら日本のヌルゲー大学でも、”フル単”したことない私にとってはなかなか難関。全部パスできれば卒業できるところに入るのだけど、(私の威厳のために言うと、まずこの段階に来るだけでも半

          留学も後3ヶ月。切羽詰まるの巻。