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ベトナム南の都市ホーチミンへ

コロナ禍を経て4年半ぶりの海外渡航。
到着ロビーに着いた瞬間から“シムカーシムカー”と声が聞こえる。メイクをしながら気怠そうにSIMカードを売り捌くこのゆるい感じ、これを待っていたのだ。
東南アジアにはマレーシア、タイ、ミャンマーに続いて4カ国目。騒がしくも活気があり、ある意味素直で生きているようなこの雰囲気が好きだ。

7時間のフライトでくたくたなのでまずは空港で朝飯を探す。

よくわからず買ったサンドイッチ。ビーフ、ポーク、チキンから選べたのでポークにしてみた。スライスした唐辛子が入っていた見た目によらず辛い。ソース的なものもかかってないみたいで美味しさが迷子している。残念なベトナム飯一食目。
なんとなくカフェラテにしてしまったがベトナムコーヒーを味わうならブラックがいいだろうと思いブラックを後で頼んでみたのだが、なかなかの激渋コーヒー。そもそもミルクで割って飲むのがおすすめみたい。筆者は朝にコーヒーを作る時、分量をミスって定期的に激渋コーヒーを飲む習慣があるため案外違和感なく頂けた。

統一会堂

ホーチミンは元々サイゴンと呼ばれた都市であり、ベトナムが南北に分かれていた当時は南ベトナム(アメリカ側)の首都だった。南ベトナムの降伏により共産主義の国家として統一する。共産主義国への訪問は初めてで実際どうよって感じだったのだが、申し分ないほど発展が進んでいる。街の様子はソビエトの旗(ベトナム共産党の旗でした)が気になる以外バンコクとかクアラルンプールと大差はない印象。今年は延期に延期を重ねた地下鉄がついにホーチミン市内に開通するらしいのでますます目が離せない。街が生きているというか成長が目に見えてわかる感じ、やっぱり好きだ。

会堂屋上のヘリ、大統領の脱出用だとか

ベトナム戦争最後の地、南ベトナムが降伏した地が統一会堂として残っている。まさに「ミス・サイゴン」。劇中の舞台の一つでもあるらしいが、残念ながら筆者はまだミスサイゴンを観たことがない。2022年の帝劇チケットを取っておけばよかった…

ホーチミン市美術館

せっかくなので市内の美術館にも行ってみる。植民地時代の名残からフランス調の建築。(90年前くらいの建物?)いかにもゴンドラって感じの古いエレベーターが気になる。(使えないみたいだが)
展示室は一部を除いて吹き抜けになっている。日本の管理がしっかりしているというのか、こんなに湿気を感じる展示室ははじめてかも。

洋風の建物に対して展示物は中国の雰囲気とか日本の枯山水を感じさせる絵画が多い。よく考えてみてインドあたりから文化が伝わってきたとしたら、中華風、日本風はベトナムを経由して分化してきたものなのかも。知らんけど。

ブンチャーとチャージョー(揚げ春巻き)

気を取り直してベトナム料理を探索。フォーとは異なりこちらはつけ麺スタイルのブンチャー。山盛りの葉っぱはどう食べるの?春巻きに巻くやつ?と聞いてみたら、とにかく全部このディップソース(スープ)につけてみろとのこと。スープは甘酸っぱくて優しい風味。麺はもちろん春巻きにも合うし飽きのこない感じ。サイゴンビールの軽い飲み口がちょうどマッチしている。
青々とした葉っぱはどうにも心理的な免疫反応がでてしまい(ちゃんとした水で洗ってるか分からないし)上のパクチーだけディップして食べた。パクチーはむしろ好きなのだが、よく分からない葉っぱはだいたいクセが強くて美味しくないんだよなあ…

深夜便でコンディションが非常に悪かったし、冬から真夏に一転して体が堪えているから今日は早く寝る。睡眠は大事。

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