マガジンのカバー画像

「私のお気に入りな奴」ジャルジャル風

13
その名の通りです。私が好きな文集めました。一応、好きな順ではあります。
運営しているクリエイター

#恋愛

恋愛の種類

恋愛の種類

恋愛として好きになった人からの好きが欲しいのではなく、その人のプレイリストにある「恋に当てはまる歌」にのせて思い出すのが私ならなと思う。

始まるかも!と期待しすぎる恋に落ちる恋愛をやめようと誓った後、長らく恋とは程遠い私だった。しばらくして、どうにもなりたくない「ステイ」な恋に落ちた気がした。なので決意とは違う種類の恋に、半月は困っている。

ステイな恋というのは、ずっとこのままの関係でいたいと

もっとみる
拝啓 好きだった人へ

拝啓 好きだった人へ

私を好きだったことはありませんか。

いつか教えてくれた思わせぶりな題名の曲。何回スキップして、何回リピートしたかな。

別にもう好きじゃないよ、その音楽。でも、いつまでも作業用BGMにはなりそうにない。

別に大した会話はしていない。だから、何気ない会話が大した会話になってしまったんだ。別に特別な時間も過ごしていない。だから、何気ない時間が特別になったんだ。

少ない思い出に色を付けてしまって、

もっとみる
秋に恋ふらく

秋に恋ふらく

肌色が少なくなる季節に、そろそろ壁に掛けたクーラーのリモコンにホコリが溜まる季節を想う。

こんな季節だからだろうか。あの友とこんな会話をした。

「誰か隣に居ないかな」と。

どんな歌を聴いても、どんな風が吹いても、どんなレイヤードに肌を隠しても、この季節は一段と寂しさが乾燥しそうなどこかに沁みわたる。

だから人は「人肌恋しい」なんて言葉に身を任せて、その寂しさを埋めたい気になる。

だけどね

もっとみる