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大学職員日記‐6- OBOG訪問された

こんばんは。日夜です。
気が付いたら7月になっていました。
誰がこんな2020年を想像したでしょう、コロナに大雨に地震…。
7月の大雨で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

OB・OG訪問依頼の連絡が来た

タイトルの通りなのですが、実はOBOG訪問なるものを初めて受けました。これまでも友人つながりで、「大学職員を目指しているらしいからメールで相談のってあげて」とご紹介を受けたことはあったのですが、大学のOBOG名簿をみて連絡してきてくれた学生さんがいました。

初のOBOG訪問、しかも、私は学生時代にOBOG訪問をしなかったので、何をどうすればいいのか全く分からず正直戸惑いましたが、コロナで大変な時期に就職活動を頑張っている学生のことを思うとやはりお話しよう、と思い承諾しました。
世の中便利なもので「OBOG訪問 受ける側」とかって検索すると色々出てくるんですね。
準備なんかしなくたって学生の質問に淡々と答えればよい、というようなアドバイスも見たのですが「淡々と答えられる自信すらない」私は、やはり準備をしよう…と思い、時間の制約もあったので学生さんには事前に聞きたいことをまとめて送ってほしい、とお願いしたうえで家では就活時代のノートや履歴書を引っ張り出して準備することにしました。

実際にOBOG訪問を見学してみた

今回は昨今の状況なので、直接お会いするのはやめてZoomを利用してお話することにしましたが、時間も限られているのでどうにか効率的にOG訪問の時間を使いたい。でも、一問一答形式になるのもちょっと…と思ったところで、ふと、思い出しました。

OBOG訪問されていそうな人に聞いてみたらいいのでは?

Matcherというサイトがあるのをご存じですか?
私はあまり詳しくなかったのですが、様々な企業の社会人と学生をつなぐ(OBOG訪問をできる)マッチングサイトがあるのです。
たまたま私の大学時代の先輩が積極的にMatcherを利用されていて、学生のOBOG訪問や就職活動支援をされていたので、どんなことに注意してOBOG訪問を受けているのか聞いてみることにしました。

「お恥ずかしながらOBOG訪問をうけるのが初めてで…何か心掛けていることはありますか…?」

「あ、じゃあ今晩就活生と話すから来る?」

え。OBOG訪問に、入っていいんですか。
そういうの、お邪魔じゃないんですか。

先輩曰く、話が行き詰まらないよう可能な限り複数人で(社会人2:学生1、学生2:社会人1等)やっていることが多いのでもしよかったら…とのこと。
やっぱりお邪魔じゃないか、とか学生さんからしたら知らない人がいきなりオンラインに来たらおかしいと思うんじゃないか、とか色々考えましたが、最終的にはあれこれ考えていても進まない、と参加することにしました。

学生さんからの質問を引き出す工夫を

旅行業界で働く先輩と旅行業界を目指す国公立大学の学生さんが今回はマッチングしているとのことで、旅行業界の話がメインか~と思っていたら、
学生さんからの一問目の質問がこちら。

「〇〇さんの、人生の軸って何ですか?」

今の就活生って、そんなこと聞くの!?
私、そんなこと先輩に聞いてみようなんて思ったことないけど、私が変!?

一問目からビビってしまいましたが、最後まで参加してみると学生さんもよくよく色々考えて質問していることがわかりました。

もちろん参加してみて「これは参考になる」「ちょとこれは…」といろいろと思うところはあったのですが、「人の意見、質問を引き出す工夫」がたくさんあって、とても勉強になりました。
例えば、

■時間の制約があるので、あらかじめ自己紹介スライドを作っておきいくつかの質問の内容に先にこたえてしまう。終了後、学生の聞きたい質問・優先度の高い質問から受けていく。
■学生が「~でいいでしょうか?」と質問した時には「いい」「わるい」ではなく、「生かすためにこういうことも考えたら?」というアドバイス感覚で回答してみる
■画面越しでも明るく笑顔で話す。特にオンラインは機械声になるし、光の当たり具合で化粧をしていても暗く映りがち(当然か…)
■仕事だけに関わらず社会人になって思うこと、考えることを話してみる
■学生の話をとにかくよく聞く。聴く。

中には「当然だ」と思うこともあるけれど、実践するのは難しい。
でも、意識するとしないのとでは全然違いましたし、やっぱりOBOG訪問を受ける時には私には準備が必要だなあと思いました。

OBOG訪問を受けてみて

OBOG訪問を振り返って…正直学生さんにいいことを言えたのかはわかりません。
私なりに一生懸命お話したつもりですが(つもりって言ってしまっている時点で自己満足?)、最終的に内定に結び付いたのか、残念な結果だったのか…内定をもらってもうちに決めるとも限らないし…あまり自信はありません。

どんな結果であれ、たくさんいる職員の中から私を探して連絡してきてくれ、そして一生懸命話を聞きに来てくれた学生さんには感謝しています。
なぜなら、私も「なんで職員になりたかったんだっけ?」「どんなことを目標にしているんだっけ?」と初心にかえるきっかけになったから。

残念ながらあの頃面接に向けて何度も練習した自己PRももう忘れかけています(笑)。
でも、どうしてここで働こうと思ったんだっけ、と振り返った時、がむしゃらに頑張っていた大学4年生の続きにいる私は、果たしてあの頃の自分に恥ずかしくないかな、大丈夫かな、と。

OBOG訪問も奥が深いな~と思いました。
Macherで登録して就職支援を!みたいなところまでは難しそうですが(調べてみたらやはり職員の登録は少ないみたいですね、業種柄かしら…)、
noteを利用して就活相談とか、職員の話を聞いてみたい等々できることがあればやってみたいなあ。もし職員志望者がいれば、ぜひ。

それではまた次回。

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