読書の記録『マンガでわかる!うつの人が見ている世界』
はじめに
今日も来てくださり、ありがとうございます。
突然ですが、「うつ病の症状を理解することは難しい」と感じたことはありませんか?
逆に、今うつに苦しんでいる場合、「健康な人に症状を伝えるのは難しい」と感じたことはありませんか?
今回は、そういった経験のある方にお勧めしたい本を紹介します。
本を買ったきっかけと読んだ感想
私がうつを発症したとき、周囲に症状を伝えられず苦労しました。
とても辛いのに、なぜ辛いのか、何が辛いのか、どうしたらこの辛さを伝えられるかが分からないのです。
そんな時に出会ったのがこの本でした。
立ち読みでこの一文を読んだとき、この本は私に足りないものを補完してくれるような気がしました。私のことをわかってくれそうだと思ったのです。
そのまま読み進めたところ、本に書かれている症状の多くが私に当てはまり、心の中でウンウンとうなずいていました。気が付くと涙が出そうだったので、続きは買って家で読むことにしました。
家で実際に読むと、私の苦しんでいる症状が次から次へと出てきました。やっと私をわかってもらえたと安心できたことを、今でも鮮明に覚えています。そして、目が腫れるほど泣きながら読み終えました。
この本に出会えて良かったと心から思いました。
そして、この本の内容を夫とシェアしたくなりました。
夫とのシェア
夫は、私のためになると信じて、気晴らしに外へ出かけるよう連れ出したりしていました。しかし、私はそれどころではなく、家で寝ていたいと思っていました。しかしそれを伝えることができず、モヤモヤとした気持ちでいました。
今思うと、夫は私を助けたいのにうまくいかず、歯がゆい思いを抱えていたと思われます。夫が知りうる、心が元気になる方法を、私のためにやってくれたと思うのです。
しかし、やってもらう私からすると見当違いもいいところ。それでも、夫の気持ちを考えると断れませんでした。
私を助けたいと思ってくれているのに空回りしてしまう夫のためにも、この本を読んでほしいと思ったのです。
そこで私は、手に取りやすい場所にこの本を置き、夫が読めるようにしておきました。
すると、この本を読んでからの夫は、私が疲れているときに無理に連れ出したりすることはなくなりました。また、家事ができない日は、夫が率先してやってくれるようになりました。
また私も、それまで迷惑をかけたくなくて「大丈夫」と言ってしまいがちでしたが、この本を読んだことで、夫へ「今日は辛い」と正直に伝えられるようになりました。
この本に出会えたことで、私たち夫婦は病気によるすれ違いを回避できました。
こんな人へおすすめ
うつを患っているのに、症状を家族や友人、職場の人に伝えられない人。
家族や職場などにうつの患者がいて、症状が分からず困っている人。
機会がありましたら、お手に取ってみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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